秋晴れの下、高山市立岩滝小学校の運動会が行われた。
学校は、校区の岩井町と滝町の間の丘の上に建っている。
全校児童20数名の僻地小規模校で、どちらから通学するにも山を越えなければならない。
自然環境に恵まれた学校は、周囲を山に囲まれ、時にはカモシカやイノシシも訪れ、冬は隣接するおんこ山でスキーやそり遊びも楽しめる。
学校行事は地域と一体となって行われることが多く、町内の清掃活動や資源回収、長寿会との交流など多岐にわたっている。
中でも冬の雪上運動会と社教との連合運動会は、町内あげて参加し、一生懸命がんばる児童たちに応援しながら、地域住民のふれあいの場にもなっている。
父兄やおじいちゃん、おばあちゃんたちも、この小学校の卒業生が多いので、応援席はいっそう盛り上がる。
運動会の演技や競技は児童数が少ないので、すべてのプログラムは紅白に分かれて全員参加で行われる。
父兄や校区の人たちの出番も多く、消防団のポンプ車を使った操法実演や、「岩滝やんさ・少ヶ野おどり」を全員で踊って閉会となった。
山里の運動会は、のどかな風景とあいまって、懐かしさがそこはかとなく漂ってきた。
運動会風景をスライドショーでご覧ください。(上映期間1ヶ月)