雑草を刈り取る前
収穫を前に、猪の被害を耳にするようになった。
猪罠に掛かる頭数も増えてきたが、多産系の猪は後を絶たずやって来る。
稲刈り前に田に入られると、半年間の苦労が水の泡になってしまうので、どこも防御に余念がない。
それでも空腹の猪は、夜陰に乗じて柵を破って田に入り、稲穂を口でしごき取り籾殻を吐き出しながら食い散らしていく。
稲も踏み倒し、臭いおみやげを撒き散らされた稲は、臭いが付いて出荷できなくなってしまう。
何度も被害にあった家は、やる気を無くして稲作を止めてしまうこともある。
耕作放棄地は雑草が生い茂り、猪は身を隠す場所が増えるので安心して里に下りてくる。
わが田んぼは被害にあっていないが、周囲に足跡やミミズを掘った穴があちこちにあるので安心は出来ない。
雑草を刈り取った後
今日は雑草が生い茂っている隣の休耕田や、山際の斜面を刈り取った。
コスモスも隠れるほどに伸びていた雑草を刈り取ったので、見通しが良くなり猪も安心して田に入れないだろう。
数日前に近所の猟師が猪罠を設置したので、警戒して近寄らないかも知れない。
話は変わるが、スズメバチに刺された左手はグローブのように腫れていたが、今はやや引いて金太郎さんのように血管や皺も見えない可愛らしい手?になった。
このままでもいいが、痒みが酷いので早く元に戻りたい。