名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

稲刈りの予行演習

2009年09月24日 | セカンドルーム

 

名古屋を早朝に出て、せせらぎ街道を通って高山に戻ってきた。
今日は暑くなると天気予報が告げていたが、秋晴れの飛騨路は風も爽やかで涼しかった。
街道沿いの清流は、木漏れ日で緑に染まっていたが、間もなく赤や黄色に変わることだろう。


午前中に高山に着き、気になっていた田んぼを見回ってきたが、猪に侵入されることも無く、黄金色がいっそう色濃くなっていた。


隣の家が稲刈りの真っ最中で、午前中に一枚が終わって午後にもう一枚の田を刈るとのことなので、予行演習を兼ねて手伝うことにした。
この家は80才を過ぎた夫婦とお嫁さんの3人で、山あいに点在する田で米作りをしている。
周囲の田んぼが次々に耕作を止めてしまったので、この一家だけで水路や農道を維持し、動物除けの柵を張り巡らすなど苦労は尽きないようだ。
残った1軒だけで、いつまで耐えられるのかと、ひと事ながら心配してしまう。


作業はおばあさんが田の隅の稲を刈り、お嫁さんが操るバインダー(稲刈り機)が1条ずつ刈り取っていく。


刈り取った田に、おじいさんの決めた位置に丸太でハサを組んでいく。
向きや高さ、突っかい棒の角度、結び方など一通りを教わった。


完成したハサに刈り取った稲束を二又に分けてて架けていく。


10日前後天日に干した後に、脱穀、籾摺り、精米の行程を経て「お米」が出来る。
今年は日照不足で粒が小さいと、おじいさんはぼやいていたが、猪の被害も無く収穫の日を迎えたのは何よりだ。
いろいろと作業の勘どころを教わったので、來月あたりは本番を迎えても上手くいきそうだ。

コメント (4)
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