名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

山里の冬

2009年11月02日 | セカンドルーム

 

夕べから降り続いていた雨は上がったが、空は冬を思わせるような鉛色ですっきりしない。
近所の段々畑も終わりに近づき、今は赤カブ、白菜、大根ぐらいしか残っていない。
これらの野菜も間もなく収穫され、例年通り菜洗いや漬物の仕込が始まる。
どこの家も大きな樽に何杯もの漬物を作って冬に備える。
材料は白菜、大根、赤カブが中心で、きのこや山菜などを入れたり、漬け方も工夫して家によって独特の味を出している。
漬物をそのまま食べる以外に、日にちが経って酸っぱくなった漬物を肉や卵などと炒めたり、味噌煮込みにして冬の間楽しんでいる。
漬物は、飛騨の冬には欠かせない食べ物だ。


昨日は暖かかったが、今日は3時ごろからみぞれが降り出し、夕方には激しい雪に変わった。
田畑が瞬く間に白くなり、外の気温は0℃を指していた。
山里の冬は、予告なしに突然やってくる。

コメント (2)
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