山の紅葉が終わる頃は、木が休眠期に入るので、薪やきのこ栽培の「ほだ木」を伐り出す好機とされている。
この時期の木は、根から水を吸い上げないので、伐採して春まで葉枯らし(葉を付けたまま放置する)をしておくと、きのこ栽培に良いほだ木が取れる。
今日は紅葉が終わり、葉が散り始めた楢の木を5本伐ってきた。
伐採した木は、このままの状態で春の雪解けを待って、20~30本程のほだ木作りをする。
ほだ木は直径10cm前後が良いといわれているので、90cmの長さに玉切りして、きのこの菌が付いた駒を打ち込む。
椎茸は翌年の春、なめこは翌年の秋から発生する。
残りの太い幹と枝は、来シーズン以降の薪に利用している。
毎年混み入っている木を、5本前後伐り出しているが、空間が空くと山菜や新しい木も育ってくる。
ほだ木はきのこに養分を吸い取られて、5~6年で寿命が終わるので、毎年20本前後補充している。
ストーブ用の薪も、ほだ木の残りで1シーズンは使える。
今日は長い冬を前に、来春以降にする仕事の仕込みに汗を流した。