上高地は、例年11月16日から翌年の4月27日まで閉山となり、観光施設は閉じられ、観光バスもタクシーも入れなくなる。
この時期の上高地は、神が降り立った地の神々しさと、一瞬の静けさを取り戻す。
ピンポイントで上高地の天気予報を調べたら、当日(11月23日)の午前3時までは雨か雪、6時から午後4時までは晴れマークであった。
急遽荷物を整え、朝6時半に家を出発して、7時30分にスタート地点の釜トンネル入り口に着いた時は、朝霧も晴れて青空が広がっていた。
トンネルから大正池まで1時間、大正池から河童橋まで1時間30分、河童橋から明神まで1時間のコースを、行きは梓川の右岸、帰りは左岸を歩きながら景色を楽しんできた。
連休中で、人も多いかと思ったが、予想に反して誰一人出会うことは無かった。
冬山には少し早いし、スノートレッキングを楽しむには雪が少ないので、訪れる人が居ないのだろう。
明神池のお昼頃の気温は7℃で、高山と変わらない暖かさだった。
アイゼンと輪カンジキ、防寒着も使うことは無く、上着を脱ぐくらいだった。
厳寒の地も年々暖かくなり、通年入山の議論すら起こっているようだ。
小春日和のビュースポットを、スライドショーでご覧ください。(上映期間1ヶ月)