名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

立ち枯れの稲

2009年11月10日 | セカンドルーム

 

家の前にある2反ほどの田は、稲刈りがされないままに立ち枯れしている。
穂が出始めた頃から雑草の勢いが強く、人手の少ない兼業農家では、とても人力で取れる状態ではなかった。
毎年同じように除草剤を撒いていたが、効き目が無かったようだ。


霜が降りて今は雑草も枯れてしまったが、青田の頃はびっしり生えていた。
雑草の勢いに負けた稲の育ちは悪く、実の入りも良くなかった。


それに追い討ちをかけるように猪が入り、稲は踏み倒され、実入りの悪い穂まで食べられてしまった。
高齢化が進む山里では、打つ手が無いままやる気を無くし、耕作を止めてしまうことが多い。


木枯らしに揺れる廃田の枯れすすきは、寒々として侘しいが、立ち枯れの田がそうならないことを祈りたい。

コメント (2)
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