名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

仕事始め?

2010年01月04日 | セカンドルーム

 

名古屋のビジネス街はあいさつ回りの車や、スーツ姿の人たちが行き交っていた。
仕事始めの緊張感から開放されて久しいが、年頭の行事を懐かしく思ったりすることもある。
世間は始動しているのに、昔の仲間と栄で落ち合って食事をしたり、旅行の打ち合わせなどしてのんびり過ごしてきた。忙しく働き始めた人たちには、何となく後ろめたく感じたりもしている。誰も時間を気にしないし、次の予定がある人もいないので、エンドレスになりかねない。


程よいところで切り上げ、山道具屋でオーバー手袋を買い、トレッキングバスケットを注文してきた。
古くなったり失くした山の装備を、名古屋に来るたびに揃えながら、次の山行のプランを練って楽しんでいる。
冬は天候不順で計画が流れ、地形図やGoogle Earth などの図上登山でお茶を濁すことも多くなる。
最近はテレビで名峰の紹介や登山番組をよく見るが、今日も7時半からNHKで「7サミット」を放映していた。
日本人で初めて世界7大陸の最高峰を、無酸素・単独で制覇に挑んだ人の記録である。
通常のルートに飽き足らず、より危険で困難なルートに挑戦する姿に驚嘆した。
7サミッターは数えるほどしかいないと言われているが、高山市の産婦人科のS医師もその一人で、昨年のエベレスト登頂で7座を制覇している。
その時の様子がベースキャンプから、ブログを通して伝わってくるのを、手に汗を握って読んでいた事を思い出す。
名古屋大学山岳部OBで、超多忙な中年産科医が、果敢に挑戦する姿もすごいが、並みの登山家でも不可能と言われる偉業を達成したエネルギーはどこから生まれるのかと不思議でならない。
毎年年末年始に繰り返される山の遭難と、不死身な人たちとの明暗を分ける鍵は、天候や体力だけでは無いと、テレビを見ながら感じた。

コメント (2)
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