毎朝8時ごろに散歩に出かけるが、今朝も冷え込みが強く気温はマイナス11℃を指していた。
朝霧が消えた後に真っ青な空が広がり、雪面に映える陽光がまぶしかった。
真っ白な田んぼに、新しい狐の足跡が点々と刻まれていた。
つがいで田んぼに入った足跡が途中で1列になり、度々先頭を交代しながら水場へ向かっているような足跡だった。
仲の良い夫婦きつねが、かばいあってラッセルを交代していたのかと、思わず想像をめぐらした。
今はアニマル・トラッキングの好機で、雪の上には足跡、争いの跡、捕食行動、糞などの痕跡が残り、動物の行動を知ることが出来る。
時には兎が狐に襲われた跡など残酷シーンも目にするが、彼らが厳しい自然の中で逞しく生きていく姿を想像するだけでも感動する。
連日の寒さで、燃料用の薪の使用量が増えてきた。
1週間分を居間の下まで運んでいたが、1月に入ってからは2~3日で無くなってしまう。
運搬方法も雪が深くなっていく毎に、1輪車、スノーダンプ、子供用のそりへと変わってきた。
通路を踏み固めてあるので、往復の回数は増えるが、そりが一番楽に運べる。
2月中旬までは一晩中火を絶やせないので、薪の運搬が欠かせない仕事になる。