今朝も灰色の雲が空を覆い、粉雪が時折り舞っていた。
曇りの朝は、放射冷却の冷え込みが無いので、身を切られるような冷たさは感じない。
部屋の掃除や薪運びを終えたところで、平湯温泉へ行くことにした。
平湯トンネル辺りの道路は、両側が除雪車に削られて2m近い壁が出来ている。
久し振りに「平湯民俗園」の露天風呂へ行くつもりで、中をのぞいて見たらオープンな脱衣場は雪が吹き込み床も凍結していた。
建物も雪に埋まりそうで寒々としているし、入浴者もいなかった。
冬の間は維持費の志をポストに入れて自由に入浴できるが、寒さに耐えて裸になるのはちょっと勇気がいる。
鄙びた雰囲気が好きでよく利用する温泉だが、今日のところはパスして、「山がの湯」へ行くことにした。
ここの内湯は、高温と低温の湯船があるので、好みの湯温を選び雪景色を見ながらゆっくり浸かれる。
体が温まったところで、雪を踏んで入る露天風呂は、外の寒さも気にならない。
やはり今の時期に、いきなり露天風呂に入るのは無理かもしれない。