飛騨地方も暑い日が続き、高山の市街地は連日30度を越している。
ここは標高も高く、山から吹き降ろす風が通り抜けていくので、家の中では団扇や扇風機も使うことはない。
夕暮れになれば気温も下がり、窓を閉めても寝苦しく感じる夜は、今のところない。
炎天下の暑さは、町とそれほど変わらないが、木陰や家の中が涼しいので、ここ数日の暑さにも耐えられる。
今朝、朝食のおかずを取りに畑へ行ったら、トウモロコシ畑が何者かに荒らされていた。
花穂が出て実を付けたばかりなので、まだ動物は来ることはないと油断していた隙をつかれた。
先端部分だけを食い千切っている手口は、今まで見たことがない。
ムジナは茎を押し倒して、熟した実だけを選んで食べていくので、まだその時期ではない。
イノシシはもっと荒っぽく、一度になぎ倒して食い散らかすので、彼らの仕業でもなさそうだ。
1メートルほどの高さで、柔らかい茎と花と葉を食べた痕跡を見る限り、カモシカが最も怪しい。
冬の餌のない時期に、ヒノキやイチイの葉を同じように食べた跡を見かけることがある。
今まで畑の被害を受けたことがないので、カモシカを犯人呼ばわりにすることは出来ないが、新顔の横取り犯が現れたのは間違いない。
今朝の収穫
畑の収穫は、毎日食べきれないほどあるので困らないが、未熟な野菜を食べたり、行儀の悪い食べ方をされると腹が立つ。
作物の味を覚えられるのは良くないし、残ったトウモロコシと、これから実るスイカやメロンを守るためにネットで囲いを作ることにした。
周囲の草を刈り、まわりを囲ったが、何だか心もとない感じがする。
去年は簡単に破られてしまったが、今年こそはスイカやメロンを、孫たちに先に食べさせてやりたいのだが・・・