昨日の夕暮れ
夕暮れ時になると、一日の終わりを告げるように、ヒグラシが裏山で鳴きはじめる。
都会で聞くクマゼミは暑苦しさを感じるが、ヒグラシは涼しさを運んできてくれるようで爽やかだ。
田んぼの蛙の合唱は終わったが、ウグイスやホトトギスは、早朝から涼しげにさえずっている。
夏バテ?で体調を崩していたユキは、ようやく食欲も旺盛になり、もとの元気とペースを取り戻した。
暑さに弱い筈なのに、朝はいつも日なたで日光浴を楽しんでいる。これで体を暑さになじませているようだ。
日差しが強くなると、床下から涼しい風の入る小屋の横で休んでいる。
もっと暑くなると、床下に入り込んで昼寝をする。
田んぼで仕事をするときは、湧き水の近くに繋いで遊ばせておくと、水を飲んだり水浴びをしたりして暑さをしのいでいる。
ユキも犬なりに、風に当たって体を冷やしたり、水分を補給して熱中症を防いでいるようだ。