名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

命を繋ぐ虫たち

2011年07月30日 | セカンドルーム

 

7月も終わろうとしているのに、天候不順のせいか、虫たちは例年と違う動きをしている。
春先に堆肥を掘り起こしていても、カブトムシの幼虫が見つからなかったし、セミの抜け殻も少なかった。
ミツバチもあまり見かけないし、ツバメも少ない。
毎年大発生する羽アリもまだ姿を見せない。
セミもヒグラシ以外はあまり聞こえてこない。
自然の変化に敏感な虫たちは、人間が感じないところで影響を受けているのだろうか。

それでも、毎晩ほたるが飛び交い、キリギリスも鳴き始めた。

 


玄関の網戸には、色々な蛾に混じってカミキリやカブトムシの子供も来るようになった。
クワガタやカブト虫の成虫はまだ見かけないが、これから来てくれるだろうか。
田畑のまわりでも、虫たちがひと夏だけの饗宴を繰り広げている。

 
カナブンの食欲はすさまじく、瞬く間に葉っぱをメッシュ状に食い漁っていく。
食べながら糞をしたり交尾をしたりと、何とも慌ただしい生きかただ。
草木もその勢いに負けずに、枝を張り葉を次々に出して対抗している。
早朝は、シオカラトンボやヤンマ、赤トンボなどが、飛翔を前に羽を休めている。

 


イナゴも稲の葉を盛んに食べているが、数が少ないのでそれほどのダメージは無い。

天敵のカマキリやツバメが、適当に取ってくれるので、大発生することは無いようだ。
命を繋ぐために、別の命が消えていくのは自然の摂理であるが、小さな虫たちは短い夏を精一杯楽しんでいる。
最近は連鎖の輪が乱れているようで、身近な昆虫たちが消えていくのが気がかりだ。

コメント (2)
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