名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

七夕と飛騨の風習

2011年07月07日 | セカンドルーム

 

今朝方、雨は一時止んだが、その後は終日降り続いていた。
陽が射さない分涼しくていいのだが、山里の雨は手持ち無沙汰で間が持たない。


こんな日は読書に限ると、高山市図書館「煥章館」で、江馬修著「飛騨百姓騒動記」、「北アルプス大紀行」などを借りてきた。
晴耕雨読と言われるが、根気と集中力が無いせいか、終日雨音を聞きながら静かに読書というのは苦手である。
仕事の合間とか寝る前、忙しい時の寸暇を惜しんでというような読み方がしょうに合っているようだ。

話は変わるが、今日は七夕であるが、飛騨地方は旧暦で七夕祭りが行われるので、7月7日は幼稚園の行事として取り上げられる程度である。
飛騨の古くからの風習で、喜寿を迎えた人が木札に「火の用心」と墨書して、7月7日に近所に配る慣わしがある。
七夕との関連は無いと思うが、喜の草書体が七ならびに似ていることからきているようだ。

台所の壁と居間の薪ストーブの脇に吊るしてあるが、いわれが気になって、木札を呉れた人に聞いてみたが、昔からやっている事で理由は分からないとのことだった。
思うに、77歳になったので仕事は出来ないが、せめて囲炉裏の脇に座って火の用心ぐらいはするという意思表示なのだろか。
この辺りの人たちは、喜寿を過ぎても野良仕事に励んでいるので、この推理は当たらないかも知れない。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする