今朝も冷え込みが強く、あたり一面霜に覆われていた。
抜けるような青空に太陽が昇ると、気温も上がり気持ちの良い秋の一日となった。
今日は近所のおじいさんの山で、楢の木を切らせてもらった。
紅葉が終わって、木が休眠期に入る頃は水分が少なく、薪やきのこ栽培のほだ木作りの好機である。
林道を覆うように生えている木を伐採し、枝を落として120センチの長さに玉切りした。
直径10センチ以下の幹はほだ木に使い、それ以上は割って薪にする。
切り落とした小枝は、おじいさんが焚き付け用に集めて束ねてくれた。
91歳になるが、力仕事は無理でも、軽作業ならまだまだ行けそうだ。
最近は家に引きこもりがちで、おばあさんがはっぱを掛けても、炬燵に入ってテレビばかり見ているとぼやいていた。
耕作をしていた頃の風景
天気の良い日は誘ってここへよく来るが、3年ほど前までやっていた小さな田んぼや畑も、今は野山の一部に姿を変えしまった。
使うことの無い作業小屋の整理をしたり、取り付き路の草を刈ったりして、暖かい秋の一日を過ごした。
人生の秋を寄り添って過ごす二人が、元気でいてほしいと願わずにはいられない。