昨夜東京から名古屋に戻って、秋祭りが行われている氏神様の神明社に駆けつけた。
ちょうど、町内を練り歩いた山車3台が、提灯を灯して神社へ向かうところであった。
わが町内には、戦災で奇跡的に生き残った「唐子車」が祭りの主役で、数少ない氏子に支えられている。
郊外へ引っ越した人が参加したり、ボランティアの手を借りたりしているが、年々担い手が少なくなっていく。
長い間家を離れていて、祭りに参加することがなく、肩身の狭い思いをしていたが、娘一家が同居した頃からは、その一端を担ってくれるようになった。
娘一家は近くへ引越しをしたが、今年も総出で祭りを楽しんでいた。
長崎出身の婿ちゃんは山車のからくり唐子人形を操り、孫娘はそれぞれ鼓と小太鼓を打ち、娘ははっぴを着て綱を引いていた。
神社の神事が終わった山車は、ビルの谷間を縫って進み、9時過ぎに山車庫に納まって、宵祭りはお開きとなった。
飛騨の山里の村祭りも、ビルの谷間の秋祭りも、少ない人たちで辛くも支えられているが、いつまで持ち堪えられることだろう。
↓昨日撮った写真です。
浅草界隈とスカイツリー