名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

広葉樹の森

2011年10月30日 | セカンドルーム

 

 

秋色が日に日に色濃くなっていく。
裏山の朴の木や白樺も葉を落として、寒々とした姿になってしまった。

脇を流れる水路を色とりどりの落ち葉が流れていく。
時には落ち葉が水をせき止めて、水が溢れることもある。


毎朝林道を散歩しているが、広葉樹林の中は、落ち葉のじゅうたんが少しずつ厚くなっていく。


ブナ、ナラ、クリ、ケヤキ、カエデ、トチなど色とりどりの落ち葉は、冬を越す昆虫たちの褥になり、落ちた木の実を発芽するまで優しく抱いてくれる。


多くの命を育んだ落ち葉は、腐葉土になって再び森を豊かにしてくれる。
広葉樹の森は、冬の淡い陽光が地表まで届き、夏の強い陽射しは葉がさえぎり、適度な光や風によって下草もよく茂る。
晩秋の林道を歩いていると、自然災害にも強く、四季折々に美しい景観を見せてくれる広葉樹林は、次の世代に残す大切な資産であることを強く感じる。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする