名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

高山市のクマ目撃情報は前年比倍増

2012年09月03日 | セカンドルーム

 

朝夕は急に涼しくなったが、日中の残暑は相変わらず厳しい。
今日も晴れ時々曇りで、時おり積乱雲が現れたが、連日のにわか雨は降らなかった。

岐阜新聞によると、高山市ではクマの目撃情報が急増し、前年同期比で倍増しているとのことだ。
生息数が増えたことと、山にクマの餌が少なくなり人里へ出没するようになったことが主な原因のようだ。
昨年は乗鞍スカイライン畳平の売店に侵入したクマが、観光客や従業員に怪我を負わせたり、イノシシ罠に入ったクマを放獣する際に市の職員が咬まれて負傷した。
今年も山菜取りをしていた男性がクマに襲われて顔に怪我を負い、クマの樹皮剥ぎによる被害も目立つという。
集落でも目撃情報が例年より多く、イノシシ用の箱罠に度々クマが入っている。


昨日は、いつも散歩をしている林道脇のイノシシ罠に、70キロほどの雄クマが入った。
市農務課の指導で、罠にはクマの脱出口が空けられているが、大型で脱出できないときは山奥で放獣している。
人里が危険であることや、人は怖いことをクマに学習させて、再び現れないように放しているが、効果は確認できないし罠から出るときに逆襲されることもあるので、止む無く一定の捕殺は認められている。


今回も熊の胆(い)だけを残して、研究用に岐阜大学に引き取られていった。
餌不足でクマが人里に現れて命を落とすことなく、彼らの安住の地と人との住み分けが出来る環境作りの研究に供されるなら、命を落としたクマも浮かばれるだろう。


以前、初雪が降った朝に、クマの足跡が点々と林道に残っていたのを見たことがある。

 


まるで人間の足跡のようであったが、肉厚で頑丈な足は爪が鋭く一撃されたらたまらない。

朝夕の散歩コースでクマの一撃を避けるために、ユキの首輪に新しいカウベルを取り付けた。

コメント (4)
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