名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

山里の実りの風景・頭を垂れた稲穂とクマの痕跡

2012年09月07日 | セカンドルーム

 

澄み切った空と爽やかな風に、ようやく秋の訪れを感じるようになった。
今日は肌にまつわり付くような湿気も無く、陽射しは強かったが乾いた空気が心地よい。

 

稲穂も大きく頭を垂れて風に揺らぎ、田んぼにさざ波が立っていた。
あと1ヶ月足らずで取入れが出来るが、今のところ病害虫や雑草がはびこることも無く順調に育っている。
籾の中は甘いミルク状の液体であったが、晴天に恵まれ米粒は固くなり、完熟期に向かって食味を増していく。
台風による倒伏や冠水、イノシシや野鳥の被害が無ければ、去年以上の収穫が期待できそうだ。


今朝林道を散歩してきたが、先日クマが登っていた右手の胡桃の木は、折られた枝が枯葉色に萎れていた。


地面には食べ残した胡桃が散乱していたり、幹には爪痕があり、草がなぎ倒された獣道が谷川へ続いていた。


秋の木の実で一番早いのが胡桃で、クリやドングリはこれから熟してくる。
クマはそれをよく知っていて、沢沿いに自生する胡桃の木に集まってくるようだ。


林道に落ちていたトチの実も、ゴルフボールぐらいになって外皮が弾けていた。
木の実は里から熟し始めて、順次山の奥へと移っていくので、クマたちもそれに沿って動いていくことだろう。
里も山も豊穣の秋を迎えている。

コメント (2)
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