早朝は青空が広がり、日の出が眩しかったが、ほどなく南西方向から雲が流れてきた。
飛騨地方の天気は下り坂のようだ。
今朝、散歩に出かける時に、イノシシが玄関のたたきの際を掘り、道路から敷地に入る角も派手に掘り起こされているのを見つけた。
嫌な予感がして田畑を見回りに行ったが、田んぼへ続く農道が掘り起こされ、張ってあった囲いのネットが引っ張られた状態になっていたが田への侵入は無かった。
トタンの囲いをを嫌ってUターンしたようで、ネットを張り直してまずは胸をなで下ろした。
畑はネットが1ヶ所、支柱ごと引き倒されていたので、スイカとカボチャ畑を調べたら見事にやられていた。
9月5日撮影
先日写真に撮った「すくなカボチャ」は、大きく育って間もなく収穫できると楽しみにしていた矢先だ。
無残にも食い尽くされて、種だけが散乱し一片の実も残さない完食だ。
完熟カボチャは、さぞかし甘くて旨かったことだろう。
未熟なカボチャは味見をしただけで、行儀悪く残している。
10個以上あったカボチャは全滅状態で、イノシシが見落とすほどの小さなカボチャは残っていたが、これから気温が下がるので熟すことは無い。
スイカも食べごろに熟しているのは、皮と種だけを残して食い尽くされていた。
赤い実を食べ残しているのは意外だが、満腹状態で美味しいところだけを食べていったのだろう。
カボチャと同じように、未熟なスイカは味見だけで無残な姿を晒している。
念のために網で覆っておいたスイカとウリだけが、辛うじて残っていたので、おみやげ用に収穫出来た。
イノシシの見落としスイカを孫たちに食べさせるのは切ないが、きっと丹精込めたおみやげを喜んでくれるだろう。
土壇場でイノシシに駄目押しをされてしまったが、田んぼが無事であったことをせめての慰めに、今シーズンの畑は幕を閉じることにした。
帰りに手を洗おうと家の脇の水路へ行ったら、太ったマムシに睨まれた。
今日はあまり良い日ではなさそうだ。