名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

稲こうじ病にかかった籾を摘み取った

2012年09月18日 | セカンドルーム

 

高い空をすじ雲が流れて、ススキが大きく揺らいでいる。
この雲が出ると低気圧や前線が発生するといわれるが、飛騨地方の天気は崩れることは無かった。


今日も田んぼに入って、「稲こうじ病」にかかった籾を摘み取った。


稲穂に付いている、黒く腫れた籾を見つけては取り除く作業は、けっこう根気が要る。


1本の穂に1~2粒の病籾が付いているが、多いところでは5~6粒ほどもある。
多く付いた穂は病変していない籾も、発育不良で登熟していない。


田んぼを一巡してカップ1杯ほどの病籾を摘み取ったが、思ったより少なかったので収量に大した影響はなさそうだ。
田んぼが黒ずんで見えるほど発生し、病籾が混入したまま脱穀や精米をすると、米が黒く染まり規格外の評価を受けて大損害をこうむる。
米を研ぐときには色も落ち、食味や体への影響は無いが、肌黒い白米を買う人はいないようだ。
厄介な病気に取り付かれてしまったが、早期発見して適切な手が打てたので、被害は最小限で食い止めることが出来た。

15日に行われた岩井神社秋祭りの「鉦打ち」をアップしました。
飛騨地方ではカンカコカンと呼ばれ、中世芸能の名残をとどめる祭り行事の一つで、各地の神社で奉納される。
岩井神社では、飛騨染の着物に下駄を履いて、鉦大将のリードで円陣となって踊る。
数年前は30人ほどいた鉦打ちも、今は10人前後に減って円陣もまばらで小さくなった。
祭りの担い手の高齢化と減少は、飛騨各地の神社に共通している。

 

コメント (4)
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