名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

雪の飛騨から氷雨の加賀へ

2013年02月19日 | セカンドルーム

 

昨日、北陸方面へドライブをするつもりで準備をしていたが、雪が止む気配はなかった。
いつ止むか分からないので見切り発車をして、高山ICから中部縦貫道に入り東海北陸道を走ることにした。


途中白川郷へ寄り、城山展望台から合掌集落を見下ろしたが、降りしきる雪に霞んでよく見えなかった。


いつも観光客で賑わう荻町集落は、客もまばらで、眠っているように静かだった。
雪に埋もれて静寂な集落は、昔の暮らしが偲ばれ趣もあった。
再び白川郷ICから高速に入って、加賀温泉郷の山代温泉へ向かった。
激しく降っていた雪も、五箇山を過ぎたあたりから冷たい雨に変わった。
山代温泉は、北陸随一の歓楽温泉として賑わったが、今は衰退してその面影はなく、家族や小グループで温泉を楽しむ人たちが主な客層になっている。


その夜は、明治時代の総湯(共同浴場)を再現した建物の脇にある、和風旅館に泊まった。
温泉は無色無臭でサラッとしていて、飲泉も出来る良い湯だった。


料理も冬の名物、焼き蟹や蟹鍋、蟹釜飯などの夕食を楽しんだ。


雨上がりの今日は、白山信仰の寺、那谷寺(なたでら)を参拝して来た。


奈良時代に開山の古刹であるが、中世の戦乱で堂塔はことごとく焼失したが、加賀藩主前田利常の寄進で再建されている。


自然の岩山洞窟を本尊とする寺院であるが、神仏がともに祀られ、境内には白山神社がある。
奇岩遊仙境や、池の周りの雪吊りも風情があり、春の桜や秋の紅葉はさぞ美しいことだろう。
400キロの長距離ドライブを終えて、夕方には北風が冷たい名古屋に着いた。

コメント (8)
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