冬型の気圧配置に放射冷却が加わって、今朝は厳しい冷え込みとなった。
台所のたわしは凍結して軽石状になり、大根はバットのように硬く、湯沸かし器も作動しなかった。
大根おろしを作ったが、カキ氷のようにガリガリで、何ともいえない不思議な食感だった。
昨夜は少し雪が降ったが、木立の向こうから昇る太陽を久しぶりに見た。
太陽も少しずつ高くなり、寒い中にも春の期待が高まる。
ユキの小屋の覆いをまくって、陽射しをいっぱい入れてやった。
去年の秋まで耕作をしていた田んぼまで行ってきたが、まだ雪が締まっていなくて歩き難い。
今日のような晴天が続くと、昼間に緩んだ雪が夜間に凍結して、雪面を自由に歩くことが出来る。
まだ日照時間も短く陽射しも弱いので、飛騨弁でいう雪面を自由に歩く「かってこ」は、もうしばらく先になりそうだ。
お昼過ぎまでは、青い空が雪原に映えて眩しかったが、西から雲が流れてきた。
どうやら晴れ間は今日だけで、また明日からは雪模様だ。