昨日は寒気が緩み、いくらかしのぎ易かったが、今日は一転して真冬日となった。
雪も朝から断続的に降り、時おり太陽が顔を出しても、すぐに雪雲に隠れてしまう。
雪が止んでも北西の風が強く、地吹雪のように雪原の雪を吹き飛ばしていく。
雪が降った朝は、動物たちの足跡をあちこちで見かける。
ウサギやカモシカは判り易いが、その他の小動物は見分けが付かない。
今朝は家の近くで、新しいカモシカの足跡を見かけたが、姿は無かった。
ユキは臭いを感知して警戒していたが、目が見えないので気配を探るだけだった。
カモシカの足跡は、偶蹄目の2本の爪が特徴で、一見してすぐにわかる。
大型の動物にしては敏捷で、アイゼンのように鋭い爪で岩場も難なく登っていく。
好奇心の強いことが災いして、人を見ても逃げようとしないので、時には命を落とすこともある。
2月15日までは狩猟期で山奥へ避難をしているが、休猟期になれば人懐こい姿を見せてくれるだろう。