Kobby loves 埼玉&レッズ

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大相撲秋場所中日

2016-09-18 21:53:18 | 他スポーツ
大相撲秋場所の中日(なかび)を見に、両国国技館に行ってきました。国技館に行くときは幕下上位から見る、マニアックな私です。今回、幕下は十両経験のあるベテランと新鋭の対戦が組まれましたが、ベテラン側が勝利したので次世代のヒーローは見つかりませんでした。それでも、「寺尾」の四股名が幕下に復活していたり、翔天狼、鏡桜、徳真鵬らが幕下に落ちても取り続けていることなどを見つけてきました。

十両では、怪我などで下位に下がっていた、北大樹、安美錦の両ベテランの勝利が見られました。特に安美錦は、全勝の阿武咲(おおのしょう)を相手に、持ち味のテクニックでまわしを取って投げてベテラン健在を示しました。こういう、新旧のぶつかり合いが十両の面白さで、貴乃花、曙といったのちに横綱になる力士も十両では苦しんだ過去もあります。

十両のベストバウトは、里山対富士東でした。軽量の里山を突き出そうと、富士東は立ち合いから圧力をかけてきましたが、里山が土俵際の投げを放って富士東を横転させました。幕内では通用しなくても、120kg台の軽量や、200kgの巨漢が自らの給料と地位を賭けて戦う、十両の面白さは国技館に行くときは必見です。

幕内では、遠藤対勢の「イケメン対決」は話題でした。場内の声援は遠藤に多く集まっていましたが、相撲は遠藤が力強い寄りで勢を東土俵に寄り切って1敗を守りました。また、ここまで6勝1敗の快進撃で、隠岐の海に人気が出始めており、御嶽海との一番には大きな声援が送られていました。

鶴竜、日馬富士の横綱二人は安泰でしたが、今日結びの一番並みの注目を集めたのは全勝の豪栄道対嘉風でした。序盤に相手の突っ張りが目に入った嘉風の左目は腫れ上がっていましたが、ベテランになってから開花した嘉風は上位陣にとって嫌な相手です。立ち合い、嘉風が突いて出て、組みたい豪栄道にとっては嫌な展開になりかけましたが、今場所の豪栄道は右が安定して差せるので、組んでしまえば豪栄道のもので寄り切って勝ちました。

横綱挑戦の可能性がわずかながら残る、2敗の稀勢の里は妙義龍と対戦しました。まだ立ち合いの高さという課題は解決しておらず、この一番は力で根こそぎ持っていきましたが、上位相手にどうかとなると疑問かなと思いました。





































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攻守両面(青木拓矢)

2016-09-18 10:22:08 | 浦和レッズ
今日は、大相撲秋場所が行われる両国国技館に行ってくるので、即日更新できなかった場合に備えて穴埋めネタを用意して出かけます。浦和の選手で、そういえばネタにしていなかったと気付いたのは、ボランチでここのところほとんどの試合で途中出場している、青木拓矢選手です。

青木は群馬県の前橋育英高校の出身で、プロ入りは大宮アルディージャです。大宮では若いうちから台頭し、後ろに金澤ら守備的なタイプを残してダイナミックに攻撃参加してくる能力が売り物でした。年間で、2,3点は挙げていたボランチです。

浦和移籍は2014年です。当時、浦和のボランチは鈴木啓太と阿部勇樹で固定していましたが、選手層を厚くする必要を感じた浦和がライバル大宮から引き抜いてきました。「禁断の移籍」とも呼ばれ、かなり長い時間、大宮サポは青木にブーイングをしていた記憶です。

味方になって、初めて青木のプレーを観察すると、上がる能力ももちろんありますが、アンカー的に後ろで落ち着かせる役割ができるところを評価しています。ミシャサッカーのボランチは特殊な能力が求められ、攻撃時には最終ラインに入ってカウンター時の相手の攻撃を遅らせてアウトサイドやトップ下の帰陣を間に合わせる必要があります。

そうなったときに、落ち着き払ってDFの役割ができることが、今のミシャサッカーで途中出場とはいえ出番を得ている理由でしょう。もちろん、彼の本来の能力である攻撃力も失われていません。最近はミシャサッカー対策として、5バックや6バックで引いている相手が多くなってきました。

そんな相手には、マークされていないボランチがドリブルで上がって、バイタルエリアに進出すると効きます。青木は、柏木のようなキラーパスこそないですが、高い位置でボールを持って散らすことで、疲れで動きが落ちてきた浦和の終盤の攻撃を活性化させています。

将来的には、ベテランになっている阿部勇樹の後継者を狙うのでしょう。十分にスタメンで行ける力はあるので、攻守両面で効く優れた特徴を、これからも伸ばしていって欲しいです。
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