今日のW杯アジア最終予選、アウェイの豪州戦は、1-1の引き分けに終わりました。この勝ち点1は大きく、今後の通過ラインを6勝2敗2分けと考えると、次のサウジ戦を勝てばノルマ通りの位置につけられます。ハリル監督はあくまで勝つつもりだったので、「勝ち点2を失った」と落胆のコメントを残していました。
この試合、豪州の出方に驚きました。4-3-3が定番の豪州が、パワーで劣る日本をFWの高さで仕留める狙いで、4-3-1-2という布陣で前にFWを2枚残してきました。もっとも、豪州の2トップの採用は驚きではありましたが、中盤のダイヤモンド型を機能させるのが難しく、アンカーのジェディナックの横にいるべき、ムーイ(13番)とルオンゴ(21番)が外に開きすぎて距離が空いていました。
そのため、豪州は得意のサイド攻撃が発揮しにくくなりました。もちろん、そうさせたのは日本の出方もあります。1トップに本田圭佑という奇策を打ってきた日本ですが、サイドの原口、小林にある程度守備のタスクを与え、豪州のサイドの上がりを牽制することができていました。その原口の守備から、長谷部→本田圭佑と渡ったのが、原口の先制点につながっています。
守備をするという入り方は悪くはないですが、この日の日本は少し引きすぎたかなという印象を持っています。原口と小林に守備をさせた結果、前に本田圭佑と香川真司の2枚しか残らない場面も見られました。こうなると、豪州の後ろのラインに余裕を与えてしまい、セカンドボールの回収を豪州に許して連続攻撃を浴びた場面もあります。
また、切り札になる浅野の投入が遅れたのも課題です。豪州のCB、スピラノビッチとセインズベリーのスピード不足は、日本の先制点の場面でも、そこを狙えたからこその得点です。浅野は、投入後何度も裏へ走り、オフサイドにこそかかったものの、1回でも抜け出せばゴールという存在感はありました。もう少し早く投入して、トライの回数を増やしてやればという悔いが残りました。
豪州の同点ゴールになったPKの場面も、避けることはできました。確かに、ユーリッチが抜け出して危ない場面でしたが、ゴールから遠い方向にトラップしており、しかもユーリッチの利き足でない、右足のシュートコースしか空いていません。原口があんなに無理して追わず、ユーリッチが外すのに賭けていればとの思いはあります。
それでも、勝ち点1を生かすことを、今後に期待はできる内容でした。サウジ戦、埼スタで勝って欲しいですが、それは一時保留でしばらくレッズのことを考えることにします。
この試合、豪州の出方に驚きました。4-3-3が定番の豪州が、パワーで劣る日本をFWの高さで仕留める狙いで、4-3-1-2という布陣で前にFWを2枚残してきました。もっとも、豪州の2トップの採用は驚きではありましたが、中盤のダイヤモンド型を機能させるのが難しく、アンカーのジェディナックの横にいるべき、ムーイ(13番)とルオンゴ(21番)が外に開きすぎて距離が空いていました。
そのため、豪州は得意のサイド攻撃が発揮しにくくなりました。もちろん、そうさせたのは日本の出方もあります。1トップに本田圭佑という奇策を打ってきた日本ですが、サイドの原口、小林にある程度守備のタスクを与え、豪州のサイドの上がりを牽制することができていました。その原口の守備から、長谷部→本田圭佑と渡ったのが、原口の先制点につながっています。
守備をするという入り方は悪くはないですが、この日の日本は少し引きすぎたかなという印象を持っています。原口と小林に守備をさせた結果、前に本田圭佑と香川真司の2枚しか残らない場面も見られました。こうなると、豪州の後ろのラインに余裕を与えてしまい、セカンドボールの回収を豪州に許して連続攻撃を浴びた場面もあります。
また、切り札になる浅野の投入が遅れたのも課題です。豪州のCB、スピラノビッチとセインズベリーのスピード不足は、日本の先制点の場面でも、そこを狙えたからこその得点です。浅野は、投入後何度も裏へ走り、オフサイドにこそかかったものの、1回でも抜け出せばゴールという存在感はありました。もう少し早く投入して、トライの回数を増やしてやればという悔いが残りました。
豪州の同点ゴールになったPKの場面も、避けることはできました。確かに、ユーリッチが抜け出して危ない場面でしたが、ゴールから遠い方向にトラップしており、しかもユーリッチの利き足でない、右足のシュートコースしか空いていません。原口があんなに無理して追わず、ユーリッチが外すのに賭けていればとの思いはあります。
それでも、勝ち点1を生かすことを、今後に期待はできる内容でした。サウジ戦、埼スタで勝って欲しいですが、それは一時保留でしばらくレッズのことを考えることにします。