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世紀の大逆転(1/30U-22日本対韓国)

2016-01-31 20:52:09 | ワールドサッカー
リアルタイムでは見られませんでしたが、昨夜のU-22日本代表のアジア選手権優勝、ビデオで確認しました。韓国相手に0-2から3点取っての逆転劇、見事でした。

韓国はこれまでの相手とは一味違っていました。理由は、ポジションチェンジやオーバーラップをうまく使って、日本DFのマークがずれるタイミングを計ってきたことです。韓国は予想の4-3-3とは違い、ムン・チャンジン(7番)をトップ下気味に置いてきました。それはチン・ソングク(18番)のポストプレーで受け手となる選手をウイングのクォン・チャンフン(22番)、リュ・ソンウ(10番)以外に7番も増やし、日本が苦手なロングボールを生かしてチャンスを広げたい意図があったものと思われます。

事実、韓国の先制点はまさにその狙い通りの形でした。左からのクロスを18番が落とし、フリーで受けた22番が放ったシュートが岩波(4番)に当たってコースが変わる、日本から見ればアンラッキーにも見える失点です。それでも、マンツーマン気味でも抑えられたイランやイラクと違って、誰が上がってくるかわからない韓国の攻めには、フリーな選手を作られてしまい危ない場面は何度も作られました。

0-2の展開は絶望的にも思えましたが、追いつくためには無理をするしかなくなった日本の交代策が当たりました。前線でキープできなかったFWオナイウ(20番)を下げて原川(7番)を入れて4-3-3に変えると、続いてFW浅野(16番)を入れてスピードで勝負することにします。延長戦の可能性のある試合では交代は遅めにするのがセオリーですが、この展開では勝負するしかないと、手倉森監督の打った手が正解でした。

狙い通り、韓国の足が次第に止まってきました。高い位置で奪ってからDFラインの裏に浅野を走らせる日本の攻めが、矢島のスルーパスからの浅野のゴールという形で成功しました。浅野が「落ち着いて次の点を取ろう」と指示すると、それが乗り移ったように山中のクロスを矢島が頭で決めて同点に追いつきます。

こうなれば、日本にとっては押せ押せの展開でした。延長戦は考えないと、矢島を下げて豊川を入れて勝負に出ると、最後は中島(10番)のパスから浅野が再び決めて3-2と逆転して試合は終わります。今回の優勝、要因は「我慢」と思います。コンディションを考え、劣勢の展開でも粘れ、最後は相手の足が止まった隙を狙う、そんなチームとしての強さが勝因だと思っています。

日本         韓国
GK 1 櫛引 政敏   GK 1 KIM DONGJUN
DF 4 岩波 拓也   DF 2 SIM SANGMIN
DF 5 植田 直通   DF 3 LEE SEULCHAN
DF 6 山中 亮輔   DF 4 SONG JUHUN
DF 12 室屋 成    DF 5 YEON JEIMIN (Cap.)
MF 3 遠藤 航 (Cap.) MF 6 PARK YONGWOO
MF 8 大島 僚太   MF 7 MOON CHANG JIN
MF 10 中島 翔哉   MF 8 LEE CHANGMIN
MF 21 矢島 慎也   MF 10 RYU SEUNGWOO
FW 11 久保 裕也   MF 22 KWON CHANGHOON
FW 20 オナイウ 阿道 FW 18 JIN SEONGUK

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