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ボール奪取能力(岡崎慎司)

2013-02-16 17:04:13 | ワールドサッカー
あまりの寒さに、午前中の散歩だけで外出はやめて、家でワールドサッカーをビデオで見ました。その試合はステアウア・ブカレスト(ルーマニア)対シュツットガルト(ドイツ)です。シュツットガルトに酒井高徳(右SB)と岡崎慎司(左MF)がいるからという理由です。

このブログを見るような方ならご存知でしょうが、岡崎は清水時代はFWでしたが、シュツットガルトではMFに回されています。もっとも、ザッケローニはそのまま代表のMFで岡崎を起用し、機能させています。

岡崎の場合、点を取るというわかりやすいアピールポイントがありますが、シュツットガルトではチームとして機能させなければならないはずで、MFで使う以上何かチームプレーをしているはずだというのもこの試合を見た理由です。

そのチームプレーとは、驚異的な運動量とボール奪取能力です。シュツットガルトでは1トップのポジションはイビセビッチ(9番)という強力なポストプレーヤーがいて、足元もうまいし走れるいい選手で、ポストに入ったときの弱さが課題の岡崎がこのポジションを奪うのは難しそうに見えます。

また、MFとしてのゲームメーカーには右MFのハルニク(7番)という選手が華麗なテクニックを持っています。パスを出してもよし、サイドハーフらしい突破もあるという選手です。その中で岡崎(31番)が優れている点は、相手にカウンターを食ったときに現れます。チームで一番走る岡崎は、ボランチの一角のクズマノビッチ(8番)が釣り出されたタイミングに必死で走って間に合う能力があります。

この8番がセットプレーのキッカーで、時折ゲームメークもしようと前に出てくるので、岡崎がボランチの位置まで走って守備範囲をカバーしています。また、岡崎の良さが光るのは相手ボールのときです。後ろから近づいても、ファウルしないでボールを取れる能力を持っており、ステアウアの攻撃をうまく切ってマイボールにできます。

この試合がスカパーの無料放送で放映されていたのは、岡崎にとっても酒井にとってもベストゲームと呼べる試合だったからです。酒井は岡崎のアシストで、バイタルエリアにうまく上がって3点目の強烈なミドルを突き刺していますし、岡崎は酒井のクロスを頭で合わせて4点目を取っています。

ステアウアのホームゲームで、満員の敵のサポーターを黙らせた、シュツットガルトの攻撃力はたぶんいつもこれはできないでしょうが、圧倒的な力を見せました。CLより格下の欧州リーグで満員になるのですから、ルーマニアのサポーターはステアウアに期待しているはずで、それを黙らせるのはすごいことで、日本でもっと注目されてもいい一戦だったと思います。

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