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スコルジャ監督のキーマン(岩尾憲)

2023-07-02 17:01:24 | 浦和レッズ
昨日の鳥栖戦のヒーロー、浦和ボランチ岩尾憲選手のネタです。岩尾は日体大を卒業後、当時J2だった湘南でプロのキャリアをスタートし、一時水戸にレンタル後、J2の徳島に移籍しています。この間、J1でのプレーは湘南が昇格していた1年と、徳島が昇格していた1年のみで、そのキャリアはほとんどがJ2でした、33歳で浦和からオファーが来たときは、「この年齢でこのキャリアの自分にJ1からオファーとはありえない」と驚いたほどです。

その移籍が実現した理由は、もちろん昨年まで指揮を執っていた、ロドリゲス監督の徳島時代の教え子だったことが大きいです。徳島時代のロドリゲス監督の采配を見ましたが、4-4-2の布陣を引きながら、ボランチの岩尾が2CBの間に降りてボールを落ち着かせて、そこからの展開を狙うスタイルでした。浦和でも同様のサッカーをしたので、ロドリゲス監督にとって岩尾が必要だったのでしょう。

岩尾のプレーをじっくりと見たのは、浦和加入の昨年が初めてでしたが、最初の印象は「もらい方が上手い」というものでした。当初、ドリブルがあるわけでもなく、驚くようなスルーパスを見せるタイプでもないものの、フリーでボールを受けるポジショニングが良いので、岩尾に預けておけば安心という信頼感は早いうちに確立していました。

もっとも、岩尾を浦和に呼んだロドリゲス監督は昨季限りで退任しました。徳島からレンタルの岩尾の契約を延長するかどうかは議論もなされたと思いますが、今季開始前に完全移籍での浦和加入が実現しました。後任監督になったスコルジャ監督は、無理に自分の色を出すより、ロドリゲス監督時代の基本形を残しながら、高い位置で仕掛けて裏へ出す形を付け加えるチーム作りをしてきました。

その「基本形」が、岩尾が下がってボールを受ける形でした。スコルジャ監督がこのサッカーをすることで、岩尾は再びキーマンになります。セットプレーでもキッカーの岩尾は、ロングキックでサイドの上がりをサポートする動きも加えて、ACL前は可能な限りメンバーを固定したいと言っていたスコルジャ監督のレギュラーメンバーに入りました。

34歳とベテランの岩尾ですが、40歳までプレーした阿部勇樹や、38歳までプレーした平川などの先輩もいます。まだまだ、その安定感は健在なので、時折鳥栖戦でうまく相手を出し抜いたようなテクニックで相手を翻弄してくれれば、サポーター的には嬉しいです。

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