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相手の出方を読む(8/31日本対豪州)

2017-09-01 22:50:14 | ワールドサッカー
皆さんご存知の通り、日本代表は昨日の豪州戦を2-0で勝ち、ロシアW杯出場を決めました。国際Aマッチ好きの私のいつものあまのじゃくで、まず豪州の出方を見てみました。豪州は、6月のコンフェデ杯を戦っていたときの3-6-1を継続していました。しかし、その布陣にはいくつかの手直しが加えられていました。

まず、本来ボランチのミリガンが、右ストッパーで出場していました。これは、DFからのフィードを安定させようとする狙いだったと思われます。また、1トップのユーリッチがベンチスタートで、代わりに1トップに入ったのはスピード型のクルーズでした。足元のうまいユーリッチのポストプレーから中盤を使いたかった豪州としては、ユーリッチがスタメンで使えなかったことで攻め方を変えてきました。

Jリーグで言えば、ミシャ時代の広島の佐藤寿人の1トップが最も近いイメージで、クルーズにはオフサイドラインとの駆け引きに専念してもらい、中盤のロギッチ、トロイージで溜めてからの攻撃が豪州の狙いだったと思われます。この狙いは、日本代表のハリルホジッチ監督も読んでいたようです。

今回、中盤を手直しして、アンカーに長谷部を置き、前目に井手口と山口を置いた布陣は、中盤の真ん中に4人を置いた豪州のパスワークを寸断するのが狙いだったと思います。その狙いには、ダッシュ力の鋭い井手口は適任でした。まさかそのボールに追いつくとはと、豪州サイドも驚いたことでしょう。

日本は、攻撃でも豪州の弱点を読んでいました。DFラインのスピード不足を突くため、スピードのある浅野を右FWで起用し、縦パスを大迫に収めてからの速攻を狙ってきました。この大迫のボールキープは非常に効いており、カウンターで前に蹴っても大迫のところで落ち着くので、そこから浅野なり乾なりが追いつくことでチャンスを作ることができていました。

先制点も、その豪州の弱点を狙ったものでした。長友のクロスは、まさにDFラインの裏へ巻いたもので、そこにスピードある浅野を走らせて決めたものです。浅野と競走して勝てるDFは豪州にはいないという読みでの起用だったと思いますが、この場面では豪州DFが足を止めており勝負ありでした。

後半については明日以降のマニアック分析で補足します。









ルオンゴです。



スピラノビッチです。


























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