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ウルグアイ戦マニアック分析

2018-10-18 23:08:21 | ワールドサッカー
後半のウルグアイは、予想通り日本DFに消されていたデアラスカーエタを下げて、ロドリゲスを入れてきました。このロドリゲスがどのポジションに入るかによってウルグアイの戦略がある程度予想できるので、まずはロドリゲスの位置から観察しました。ロドリゲスはFWに入り、カバーニと2トップを組んできました。日本のダブルボランチに消されるので、トップ下は置かずにクロスで勝負するという意図です。

また、上がり目の中盤も、ベンタンクールを下げてバルベルデを入れて、より前へ意識をシフトしました。これに対する日本の戦略は、守ってウルグアイを止めに行くのではなく、さらに攻めて点を取るという、これまでの日本代表とは違った手を見せてきました。特に、シャドーの3枚、中島翔哉、南野拓実、堂安律はここまでの親善試合での活躍で森保監督の信頼を得たようで、思い切って仕掛けていいという自由を与えられました。

しかし、一つのミスでこの試合は狂いそうになります。CB三浦弦太のバックパスがミスになり、そこをカバーニに詰められてゴールとなり、日本は押し気味だった展開ながら同点に追いつかれます。三浦弦太はあとで注意されるでしょうが、それでも攻撃陣が点を取って、彼のミスをカバーするくらいの試合を期待していました。

本当にそういう試合になりました。酒井宏樹とうまくパス交換した堂安律がゴール前でフリーになる決定機を迎え、それを落ち着いてゴールに流し込んで勝ち越すと、中島翔哉の個人技からのシュートのこぼれ球に南野拓実が反応して、4-2で日本リードという、戦前は予想すらしなかった展開にできました。この3シャドーは、皆若いうちから海外に進出して、世界レベルを体感しているという強みがあります。ウルグアイのDFも、彼らにとっては決して怖い存在ではなかったのでしょう。

それでも、ウルグアイはカバーニのクロスからロドリゲスがフリーになって1点を返し、最後は3トップに変えて遮二無二日本ゴールに迫ってきました。W杯ベスト8の強豪に、3トップでパワーサッカーを出させるという、日本にとってはめったにできない貴重な展開にできました。もちろん、ただウルグアイを本気にさせただけでなく、試合を勝てたことはもっと大きな財産になりました。

もちろん、3失点の守備は今後詰めないといけない箇所もありますが、少なくとも新生日本代表は思い切って仕掛けて攻める、それを全国にアピールしたことに価値があります。森保監督、ここまでは順調に来ています。




















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