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琴ノ若、大関昇進へ

2024-01-28 20:46:59 | 他スポーツ
今日の大相撲初場所は、千秋楽でした。写真の関脇琴ノ若は優勝こそ照ノ富士に敗れて惜しくも逃したものの、13勝2敗の成績で審判部が大関昇進に向けた理事会を招集することになりました。理事会で大関昇進を否決した例が一度もないことから、琴ノ若の大関昇進はほぼ確実になりました。よく言われている大関昇進の目安の「3場所33勝」もこの日の勝利でクリアしています。

琴ノ若は母方の祖父が元横綱琴桜、父が元関脇琴ノ若という相撲一家に育っています。少年時代に祖父には「琴桜を名乗りたい」と言っていたようですが、「大関に上がらないとダメだよ」と祖父には言われていました。その大関を実現した今、琴桜の四股名が半世紀ぶりに復活する可能性があります。突き押しの祖父と相撲ぶりは違うものの、そういう伝統を受け継ぐのは相撲らしくていいですね。

琴ノ若は高校では相撲の名門校の埼玉栄高校で過ごしました。当時は琴勝峰(現前頭)の方が将来性では上という評価でしたが、それでも3年生になってから入門にふさわしい力をつけ始め、父である師匠からは「急激に強くなった」と太鼓判を押されての入門でした。当初は、本名から取った琴鎌谷でスタートし、三段目に上がったら琴ノ若を名乗る予定でしたが、出世が早く幕下まで琴鎌谷で、十両昇進のときに今の四股名の琴ノ若になりました。

最初十両に上がったときは師匠からは「勉強の場所だから成績は問わない」と言われていましたが、その新十両で勝ち越して十両を守ると、幕内まではすんなりと上がってきました。一時膝を痛めて十両に落ちたこともありましたが、去年初めて小結に上がってから毎場所勝ち越しを続けて、関脇で9勝、11勝、13勝と文句なしの成績で大関昇進を決めました。

下から入る相撲が多く、長身で長い相撲が得意だった父の琴ノ若とはちょっとタイプは違いますが、関脇に上がったあたりから急激に強くなりました。突き押しの相手にも押されにくくなり、今場所14日目の霧島戦で見せた粘りの相撲は、新たな上位力士の誕生を予感させるものでした。これから、もう一つ上の横綱を目指して、年齢的にも26歳とこれからなので楽しみにしています。

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