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クラブW杯決勝マニアック分析

2023-12-30 17:30:17 | ワールドサッカー
2点ビハインドになったフルミネンセは、ハーフタイムに動くことは予想できました。前半、フルミネンセは1トップの14番以外に、サイドの11番と21番が時折攻撃参加できたものの、シティSBのアケやウォーカーのところを崩すには至っていませんでした。そのため、フルミネンセは後半頭に左MFのケネディを投入してサイドに起点を作ることを意図してきます。

シティが、前から積極的に取りに行くのは印象的でしたが、時には取りに行くのは無理と見て自陣に2ラインを引くこともあります。それでもシティは「回させている」余裕も感じた試合運びで、ほとんどフルミネンセにチャンスを与えませんでした。時には、ウォーカーが振り切られた場面もありましたが、諦めずに追ったウォーカーのプレッシャーに、シティDFのディアスのカバーが間に合って未然に防いでいました。

シティの攻撃陣は、エースストライカーのハーランドが不在だったので、いつもとは違った攻めを見せてきました。ハーランドがいれば一旦彼に預けて攻めるのでしょうが、シティの攻めはサイドで左のグリーリッシュや右のベルナルド・シウバが縦に走り、CFのアルバレスはワンタッチでゴールを狙う攻めのパターンでした。一見シンプルなようですが、それでもDFラインの裏を狙い続けられたフルミネンセの守備は疲労してきます。

また、MFに入っていたリコ・ルイスとフォーデンの若手二人は、FWのところで奪われたボールの回収役でした。ルイスはリザーブリーグの選手ということで、60分持ってくれれば十分と、満を持して残り30分でMFコバチッチが投入されます。この、RマドリードやチェルシーでクラブW杯の経験があるベテランが、途中から出てくるのはシティの強みでした。

フルミネンセには元Rマドリード左SBのマルセロがいました。Rマドリード時代は思い切って前に行くSBでしたが、今は後ろからパスで味方を生かす選手になっていました。この、唯一ワールドクラスとも言えた彼ですが、90分は無理だったようで途中交代します。

シティの裏狙いの攻めは最後に結果につながり、アルバレスが抜け出してクロスをフォーデンが触った3点目で勝負ありでした。浦和戦では少し余裕も見せていたシティも、このフルミネンセ戦はある程度本気で行きましたが、やはり目下世界一のレベルのシティは最強チームでした。結果もわかっていた試合でしたが、ちょっと頑張って見て良かったです。

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