Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

ドルトムント対フライブルク

2018-02-03 17:44:14 | ワールドサッカー
ドイツ・ブンデスリーガのドルトムント対フライブルクのビデオを見ました。香川真司のゴールは前半10分ほどで、クロスが相手に当たってコースが変わったところをジャンピングボレーで押し込む、難易度の高いシュートでした。しかし、この試合から伝わってきたのは、相手フライブルクの戦い方でした。

フライブルクは3-6-1の布陣を引き、守備のときは5バックにして守る格下戦術を上位のドルトムントとの対戦で仕込んできました。そのため、ドルトムントが誇る両ウイングのプリシッチ(22番)とサンチョ(7番)が持つと、フライブルクのアウトサイドが常についてくるという苦しい展開を強いられることになります。

それでも、サンチョは驚異的な個人技でキープすることはできていましたが、ドルトムントの1トップ、オバメヤン(17番)はスペースがなくて孤立してしまいました。もともと、スピード型のFWのオバメヤンにとって、相手が引いて守っているのは苦手な展開です。ボール支配率は圧倒的なドルトムント優位でも、シュートにはなかなか持ち込めない展開でした。

それからがフライブルクの強さを感じました。フライブルクは少ないチャンスを確実につなげる、攻撃面での高い連動性を持っています。ほとんどなかったチャンスですが、その最初のチャンスを得点に結びつけて同点にすると、後半には相手アンカーのシャヒン(8番)のミスを拾ってから意表を突くロングシュートで勝ち越しに成功します。

試合は、最後のロスタイムにドルトムントが追いついて辛くも引き分けに持ち込みましたが、かつては元浦和のフィンケ監督が率いていた地方クラブのフライブルクに、そうした強さが備わっていたことが驚きでした。そういう発見があることが、欧州のサッカーのビデオを見る楽しみです。

香川真司については、個人技を中心に見ていました。ドリブルを鋭角に切り返して相手DFを振り切ったり、ボールを足の裏で止めて方向を変えるなどのテクニックを持っていました。うまくなることを目指した、日本サッカーの育成は間違っていなかったと、香川真司の個人技がドイツで通用していることを見ると思います。
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君の名は。

2018-02-03 17:25:05 | 雑記
今年の正月休みに、社会現象にまでなった名作映画「君の名は。」がテレビ初公開されていました。田舎の女子高生、三葉(みつは)と都会の男子高校生、滝が入れ替わってしまうという、物語の導入部はあちこちで報道されていたので有名ですが、実際に見るといろんなことが頭に残る映画です。

まずは、その作画の質の細かさです。都会に暮らす私のような人は、常に何かしらの広告や電車の中のステッカーなどを意識しています。これまでのアニメではあまり描き込んでこなかった、広告看板や電車のステッカーなどを丁寧に描き込んでいる、その誠実さがこの映画を「いい映画」と多くの人が呼ぶ理由ではと思います。田舎の方なら、本当に都会に行った気分になれますし、都会に暮らす人も本当に湖沿いの田舎町に行ったような気分になれるほどの描写だと思います。

滝が女性と入れ替わったことに気付いて、胸を触って驚くなどは、これまで「転校生」などの入れ替わる映画で描写されている通りです。しかし、入れ替わっている間に起こったことに気付く手段が、スマホへの書き込みであるところはいかにも現代の映画です。もちろん、スマホの作画も丁寧に描かれています。

それでも、入れ替わって終わりではなく、滝が三葉に逢いたくなって行動に移すあたりから物語は変わってきます。三葉と入れ替わらなくなって、それで逢いたくて飛騨高山に向かいます。手がかりは、滝が三葉と入れ替わっていた間の記憶をもとに描いた、風景のスケッチだけという、ところから物語は動いてきます。

それ以降はこれからレンタルビデオで見る方(いるのか?)に配慮して伏せますが、これまでアニメは実写ほど細かく風景を描けないという先入観をここまで壊してくれたこの作品は見て良かったです。おそらく、相当の「難事業」だったことでしょう。さすが、時代の先端を行く作品です。
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