自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

膝通を克服して健康登山! 団塊世代に贈るLOHAS情報です。

100年足腰  その9  健康の秘訣「めぐりのよさ」

2025-02-06 05:56:38 | ひざ痛

p.177 (「氣」そのものについては、科学的に解明されていないが、)

   たとえ正体が階名されていなくても、治療や健康増進への効果が

   多く報告されています。

 

p.178 (個人的に太極拳や気功の教室で学んだ結果)からだで実感したことは、

   「氣」の流れがよくなると、からだは癒され、痛みは消える。

   「氣」の流れが滞ると、身体は重くなり、不調や病気が引き起こされる。

上記は、私自身も日常的に実感していることですが、西洋医学のドクターが、

科学的に推測し、実験し、文章化してくださることはとても説得力があり、

頼もしい限りです。

 

   大阪市立大学で助手をしていたころのこと。僕は十四経脈経穴図を

   3次元で描いて、それが全身の血管と神経の3次元分布とどう重なるのか

   研究してみたことがあります。

   どちらにも近くなかったのですが、おもしろいことに、からだじゅうの

   筋膜を3次元で描いたものとは、多くが重なったのです。

   筋肉は、離れた筋肉とも、薄い筋膜で繋がっています。血流の通り道でも、

   神経の分布でもなく、筋膜の構造と「氣の通り道」が同じ。

   ぼくはこの字何時を確認したとき、知的興奮で小躍りしたほでです。

 

p.179 「氣」は、その人の意識と連動していることが大切です。

   からだの中で、その人の意識が行き届かないところがあると、

   そこから不調が起こりやすくなります。ほったらかしはダメなのです。

 

私自身の経験でいえば、「やり過ぎたい病」と「膝の使い過ぎ」のせいで

膝痛になった・・・・・つまり、自分の身体のパーツを労わる気持ちが不足。

そして「正しく使って、治癒させたい」という氣が行き届いていなかった

という感じでしょうか。

 

怪しげな呪術師のように、「手をかざして氣を送り続ければ治る」といった

レベルでなく、整食法・整心法・整体法を連動させて自分自身で気をめぐらせる

ということができたときに膝が完璧に治ったことを実感しました。

 

なので、ことは簡単ではなく、試行錯誤と「たゆまぬ努力・自分へのケア」が

必要なことは確かです。それができると、治癒することも確実ですので、

身体の不調に悩むブログ読者の皆様には、

「どうぞ、良い教師(ナビゲーター)を見つけて、学びを深めてくださいな」

という言葉しか贈れません。

 

 

 

   

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100年足腰  その7  食べ方

2025-02-04 09:10:56 | ひざ痛

出ました~~

健康で、痛みのない生活をゲットするための処方箋その2は

食べ方の改善です。

自力整体でも、ヨガでも、パーソナルトレーナーの指導でも、

身体の処方箋・食の処方箋・心のコントロールは三位一体のMUSTです。

 

昨日までは主に「膝痛改善のための、体操系」を紹介してきました。

が、膝が痛む原因の多くが「重過ぎる体重」であることは事実なので、

体重を減らす努力は必要不可欠です。

 

巽医師によると、

p.120 「体重が5㎏減るだけで、3割の人が手術不要に」なるそうです。

巽医師のお薦め・その1は「週1断食」です。

p.130 週に1日だけ「食べない日」をつくること。

   僕はその日を空腹を楽しむ「空腹の日」と呼びます。

 

   (中略)空腹の日には、固形物はいっさい食べません。

   水かお茶だけで過ごします。水以外に、砂糖の入っていない

   ブラックコーヒーやお茶(無糖)は飲んでも良いとします。

 

   (中略)おなかがすいたなと思ったら、お茶を飲みます。すると

   あなたのからだはため込んだ皮下脂肪を分解し、そこからブドウ糖を

   つくり出します。

 

p.131 (中略)「空腹の日」を1日過ごすと、翌日は自然と食べ物への感謝の

   気持ちが生まれます。明けた翌朝は、ゆっくりと朝食を味わい、

   よく噛んで食べるようにします。「食べる量」がおのずと減ってくるでしょう。

   

   (中略)現代日本で栄養不足で死に至る方はほぼいません。

   しかし食べ過ぎでさまざまな病気になっている人は数え切れません。

   食に対する考え方、意識を変えていきましょう。

 

   (中略)空腹の日は、実は体にとって、とてもありがたい日でもあります。

   そもそも「消化」とは、体にとってはとっても疲れる仕事なのです。

   食べ物を消化することは、僕たちの想像以上に、体は消耗して負担が

   かかっています。一日の絶食のあいた、消化器はその分ゆっくりと

   休むことができます。エネルギーを消化に使わなくて良いので体は

   ほかの仕事をすることができます。

 

p.132 絶食をすることで、細胞内のミトコンドリアが増え、

   「体が回復モードになる」という論文もあります。

   野生に近い生き物は体調が悪くなると、絶食をします。飼い犬や

   飼いねこでさえ、自分の体の異変を察知すると、食事を拒むように

   なります。飼い主は心配のあまり、躍起になって食べさせようと

   しますが、それは大間違いで、「食べない方が不調を根治できる」

   ということを、動物のほうがよくわかっているということかもしれま

   せん。

p.133 (中略)お金をかけずに単に「食べない空腹の日をつくる」。

   その結果は、やったことがない今のあなたが想像するよりは、

   はるかに大きなものがあります。(中略)人生は貴重な体験の連続です。

   ぜひ素晴らしい人生初の体験を試みられてください。

 

さて。

自力整体では「整食法」として「朝食抜き(=18時間断食)」を奨励しています。

でも、世の中は「絶対に朝食を抜いちゃダメ~っ!」の大合唱。

「3食きっちり、規則正しく、大量のたんぱく質を!!」という声も。

 

私のお薦めは、

身体の何処かが不調で、それを治したい(=健康になりたい)と思うなら、

短期間でも、整食法とか、たつみ式「週一断食」とか、やってみて、

自分の体調の変化や痛みの具合を確かめることです。

何も、

「一生続けなさい」というわけではなく、

いつだって元に戻せるのですから。

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100年足腰  その6  その他のyoutube

2025-02-03 05:39:38 | ひざ痛

上はドクター紹介ムービー。

https://www.youtube.com/watch?v=Xm0hMLgwuCw&ab_channel=%E4%B8%80%E5%AE%AE%E8%A5%BF%E7%97%85%E9%99%A2%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%8D%E3%83%AB%5BIchinomiya-NishiHospital%5D

 

こちらは巽医師の治療方針の説明です。

https://www.youtube.com/watch?v=QJ0pt2v_7-Q&ab_channel=%E4%B8%80%E5%AE%AE%E8%A5%BF%E7%97%85%E9%99%A2%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%8D%E3%83%AB%5BIchinomiya-NishiHospital%5D

 

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100年足腰  その5  巽先生のyoutube

2025-02-02 05:56:25 | ひざ痛

うぅ~。この本(2019年)の頃はQRコードで動画を見せる時代じゃなかったのね~

残念・・・・・と思ってから、

ひょっとしてyoutubeで何か出てるかも?と思ってググったら

ありました~ =^-^=

https://www.google.com/search?q=%E3%81%9F%E3%81%A4%E3%81%BF%E5%BC%8F%2B100%E5%B9%B4%E8%B6%B3%E8%85%B0%E4%BD%93%E6%93%8D%E3%80%80youtube&sca_esv=451e27179819fcab&rlz=1C1CHZN_jaJP970JP970&sxsrf=AHTn8zrYTkYc4NRbX5HA6dhv-Ah-fCwzzw%3A1739260547192&ei=gwKrZ-e4C4Smvr0P9uCsoAo&ved=0ahUKEwinhtm4kruLAxUEk68BHXYwC6QQ4dUDCBA&uact=5&oq=%E3%81%9F%E3%81%A4%E3%81%BF%E5%BC%8F%2B100%E5%B9%B4%E8%B6%B3%E8%85%B0%E4%BD%93%E6%93%8D%E3%80%80youtube&gs_lp=Egxnd3Mtd2l6LXNlcnAiKeOBn-OBpOOBv-W8jyAxMDDlubTotrPohbDkvZPmk43jgIB5b3V0dWJlMggQABiABBiiBDIFEAAY7wUyBRAAGO8FSJiDAlAAWIL5AXACeAGQAQCYAbECoAHZD6oBBzAuMi42LjG4AQPIAQD4AQH4AQKYAgqgAowOqAISwgIFECEYoAHCAgcQIxgnGOoCwgIUEAAYgAQY4wQYtAIY6QQY6gLYAQGYAx7xBT1XxmSN8feTugYGCAEQARgBkgcHMi4yLjUuMaAHoA4&sclient=gws-wiz-serp#fpstate=ive&vld=cid:ddea418b,vid:104PnPiEp44,st:0

巽医師のユーモア溢れる、判りやすい講演を堪能できます。

1時間を超えますが、何度でも何処からでも繰り返して見られますし、

素晴らしい内容ですから、是非眺めてみてくださいね。

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100年足腰  その4  たつみ式 100年足腰体操

2025-02-01 05:49:33 | ひざ痛

巽医師が「簡単なのに効果絶大」と仰る方法は、

p.66 ①姿勢:正しい立ち方(かかと落とし→両足指握り→足指を戻す)

p.68 ②歩き方:内転筋を使う(かかと着地 → 親指重心にして抜く)

p.70 ③筋肉:足:指握り(大腿四頭筋を鍛える)

p.72 ④壁背伸び体操:骨盤底筋群と腹筋を鍛える

p.74 ⑤CS体操:背骨のS字カーブを取り戻す運動

p.76 ⑥軟骨再生:足振り子体操(膝を両手で持ち上げてブラブラと揺する)

p.78 ⑦不調改善:多裂筋体操(インナーマッスルを鍛える)

p.80 ⑧足指広げ(ほぐし):5本×2の足指全部をしっかり使えるようにケア

 

お~、結構ありますね。

そして、「簡単」と書かれている割には、ちょっと難しいモノも・・・・・

本文に写真やイラスト付きで判りやすい説明がありますが、、、

身体や筋肉の知識がない場合は、難しそうなのが②と⑤です。

 

私は体操教室で、殆ど「手取り足取り」。

腹筋が使えているかどうかは、実際に生徒さんのお腹に触ったり、

自分の「カチンカチンになったお腹」(Draw in)に触ってもらったり、

あの手この手で「ちゃんと筋肉が使えているかどうか」を確認します。

 

「漫然と」でも「無意識で」でも、教室に参加されているだけでも

ゼロよりはマシなのですが、「もったいない」方々が多いのは事実です。

で、昨今のパーソナルLessonの流行に繋がっているのだと思います。

 

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100年足腰  その3  「頭が前に来る姿勢」が「歩けなくなる」入口

2025-01-30 05:48:56 | ひざ痛

「頭が前に来る姿勢」が「歩けなくなる」入口 とは、

さすが「名医!」と思わされる分析です。

p.37 長年、数え切れない方々の足腰を拝見する中で、

   体が正しいバランスから崩れていく「最初の入り口」を見つけました。

   それは「頭が前に来る」姿勢とその姿勢で「歩く」ことです。

  

p.37 これは諸悪の根源でありながら、日本人に最もよく見られる姿勢で、

   中高年の方に限らず、若い人でもこの姿勢になっている人を多く見かけます。

   ●歩く時、頭を前に出す

   ●つま先から足を着地している。

 

   そんな歩き方は、鶏を思い浮かべると良いでしょう。鶏は、大きな体に、

   不釣り合いな小さな足、いかにも歩きにくそうなデザインです。でも、

   一生懸命歩こうとするものだから、一歩一歩、足を前に出すときに、

   頭を小刻みに前方へ振ることになります。

   あれは重心を前に移しながら、楽に歩くための歩き方です。

   このような鶏の歩行にヒントを得て、「前傾姿勢で頭を振りながら

   進む歩き方」のことを、僕は「ニワトリ歩き」と呼んでいます。

 

   (中略頭が前に飛び出ていると、肩や首は凝りを生じます

   通常の位置よりも前に出てしまった頭を支えるために、

   背中から首にかけての僧帽筋が胸緊張するからです。

p.39  地球の重力が頭部を引っ張るため、僧帽筋がそれを支えることに

   なります。頭部は脊椎の端っこですから、脊椎全体がこの僧帽筋を

   応援し、深層筋(インナーマッスル)がずっと余計な仕事をすることに

   なるのです。

 

   頭の位置が前にあるあいだじゅう、それを支えるためのたくさんの

   筋肉群がずっと仕事をします。頭が10度傾くと筋肉群の負担は2倍。

   30度傾くと3から4倍との報告もあります。肩が凝りやすいと言う人が

   たいて頭の位置が前に出ていることが多いのはそんな理屈です。

 

   肩こりで腱引きをすると言う昔の人の知恵がありますが、この僧帽筋の

   停止部をマッサージします。常に仕事をしている僧帽筋をいたわるのですね。

 

この後、「ニワトリ歩きによる弊害として、下肢バランスの崩れ、その結果としての

猫背・腰痛・膝痛がある」という説明があり、改善法が示されます。

具体的には、明日お伝えしましょう。

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100年足腰  その2   人が歩けなくなる理由

2025-01-29 05:43:53 | ひざ痛

大切なことが書いてあるので、しっかり書き写します。

p.34 からだは正しく使えていると問題は起こりにくいものです。

   機械や家電製品も、取扱説明書のとおりに使っていて、

   故障することはそうありません。トラブルが起こるのは、

   「説明書に載っていないような使い方をしたとき」。

   体も本来同じです。

 

   長年にわたり、間違った体の使いかたを続けていると、

   そのサインとして、体は不調を訴えるようになります。

   厄介なのは、体には「取扱説明書」が存在しないこと。

   そして、自分では正しいと思いながら「間違った使い方」を

   していることです。

   学校で体育の授業はあっても、「正しい体の使い方」なんて

   習った覚えはないはずです。ただ年齢を重ねる過程で、

   「こうすれば肩こりになりにくい」「私はこの姿勢が疲れにくい」

p.35 などのルールを経験的に体得して来た人もいるでしょう。

 

   (中略)「年齢を重ねたら、誰でも筋肉が落ちて動けなくなる」と

   開き直ったり、諦めてしまったりする人が後を絶ちませんが、

   「筋肉が落ちた」から「動けなくなる」わけではないのです。

   それでは原因と結果が正反対。

 

   まず体の使いかたを間違えているから、痛みが出て動かせなくなり、

   「筋肉が落ちる」。僕に言わせればそれが正解です。動くかどうかは、

   自分の気持ち一つ。正しく動かすかどうかは、意識一つです。

   正しく動かしている限り、筋肉はその年齢に適正な質と量を保つものです。

   筋肉を取り戻すために今日から突然ジムに通い、トレーニング機器で

   筋トレを始める必要はありません。暮らしの中で「姿勢を正しくすること」

   「体を正しく使うこと」を意識して動けばよいのです。

 

素晴らしい!

そして難しい!

というのが私の感想です。

だから、、、世の中にジムが乱立し、パーソナル・トレーナーが大流行?

そしてその時流に乗れず(=意識が及ばず)、何も対策をしない人たちは

姿勢が悪くなり、あちこち痛みを抱えた人生になるのだと思います。

 

幸か不幸か、私自身は40代で重症の40肩になり、50代で膝痛に泣き、

百名山踏破を目指して必死で勉強し、色々実践したお陰で、「今は痛みゼロ」。

でもこれをキープするために現在も大量の本を読み、良さそうなことは実践し、

整体やバレエのプロの先生からも教わっています。

 

それで頻繁に補正を行いながら、注意深く身体を観察し続けています。

ただし、世の中の殆どの方々は、そんなにマニアックではないし、

運動が嫌いな方も多いのが現実です。

こういう方々の意識が、

「自分の努力で、お金をかけずに、痛みなしの人生に近づきたい」

という方向に向き、巽医師のお薦めの運動や食べ方に挑戦してくれれば、

日本の医療費は相当減ることでしょう。

難しいかもしれませんが、私は「期待したい」と思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

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100年足腰  巽 一郎・著  2019/11   「原因と結果の法則」

2025-01-28 17:39:26 | ひざ痛

1/15から3回に分けて、同じ著者の「100年ひざ」という本を紹介しました。

まだたくさん紹介したい内容があったのですが、

途中でこの本が既に出版されていたことを知り、先に読み終えたところです。

 

これもとても読み応えがあり、面白い内容でした。

整形外科医であり、手術の腕前も超一流、執刀大好きという著者ですが、

「なにが一番、患者のためになるか?」を第一優先とする点が尊敬できます。

 

p.18  膝の激痛で歩けなくなり車椅子で来院された方が、術後1~2週間後には

   一本杖で歩いて帰られるという、ちょっとした奇跡をチームで生み出せる

   最高の仕事だと思います。

 

   でも、手術には、同時にデメリットもあります。どんなに注意深くしていても、

   手術後に、感染症、血栓症(脳梗塞、心筋梗塞、肺梗塞)などを引き起こして

   しまうこともあるのです。これらの落とし穴を巧みに避けて、歩けるという

   ゴールをめざします。

 

p.39 からだに備わる奇跡的なメカニズムは、感動してしまうほどで、

   人間のからだは自分で自部員を元どおりに治すシステムを持っていることを

   日々みせつけられます。それを有効的に働かせることが大切です。

 

   きわめて精巧につくられた人体のすばらしさ。それを肌身で感じている僕には、

   「ひざが痛んだら、すぐ手術!」なんて安易には思えないのです。

   どんなに精密に作られていたとしても、人間が作った「製品」が、

   精密な人体に勝てるわけがない、と。

 

p.20 いちばん大切なのは、「意識から変えていく」ということ

   (中略)「原因を見て、それと向き合う」と言う意識です。

   痛みや不調と言う結果ばかりに追われるのではなく、

   「この痛みはどこからきていりうのだろう」

   「原因は何だろう」という視点を持つということです。

 

p.21 「原因があるから結果がある」という現実は、

   なんらかの「原因」の「結果」なのです。

   「原因があるから結果がある」というのが自然界における法則です。

   原因を正せば結果はもちろん変わります。ですから痛み止めを飲んだり

   サプリを飲んだりして、結果だけを変えることには、はっきり言って

   意味がありません。原因がそこにある限り、結果はまた同じように再現

   されるからです。このことが今回私がお伝えしたいすべてだと言っても

   いいでしょう。原因をそのままに、逃げようとか、見ないようにする

   のではなく、原因をきちんと知り、取り除いていく。

   この本はそんな本だと思ってください。

 

原因にはメンタルな面もあるので、そう簡単には分かりません。

私自身の膝痛も「山行での使い過ぎ、食べ過ぎ、球技から来た骨盤歪み」が

原因でした。自力整体に出会い、上記の全てを実行し、やっと解放されたのです。

 

誰しも「一刻も早く、痛みから解放されたい」と思うのですが、

一歩踏ん張って、考える作業を大切にするドクターは素晴らしいと思います。

 

   

   

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100年ひざ  その3  「乗り物」としての身体を眺める話

2025-01-17 09:30:43 | ひざ痛

他の著書関連をググっていたら、面白い映像を発見。

「膝痛」に関する話というよりは、生い立ちとか臨死体験がメイン?

でも、とても興味深く、面白かったです。

https://www.youtube.com/watch?v=YlWvfjKnhpo&ab_channel=%E3%80%90%E6%96%87%E5%8C%96%E6%94%BE%E9%80%81%E3%80%91%E7%94%B0%E6%9D%91%E6%B7%B3%E3%81%AENewsCLUB

 

 

 

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100年ひざ  その2  膝の痛みの原因

2025-01-16 21:10:39 | ひざ痛

誰でも辛い膝痛に悩んでいるときは、「早くこの痛みを取りたい!」

「取ってくださ~い!」と病院に駆け込むわけですが、巽医師は説きます。

 

p.28 時には、歯の噛み合わせが悪くて体のバランスが崩れ、 

   それがひざ痛に出ているということもありました。

   噛み合わせの悪さにより姿勢が崩れ、全身に問題が波及して

   膝に症状が現れていたのです

 

p.29 (中略)姿勢の崩れにより、体を正しく使えなくなって、

   活動できなくなるから必要な筋肉が保てなくなるーーーが正解。

   すべて「トシのせい」ではないのです。

 

   「姿勢の崩れ」が最初の大きな原因。その結果として、膝の痛みがあり、

   骨や筋肉、関節、神経といった体を動かす器官の障害(通称・ロコモ)に

   波及してゆきます。こういった姿勢の崩れは、パソコンやスマホの操作

   など前かがみの姿勢でも起きるので、昨今リスクは年齢に関係なく誰にも

   あると言えるでしょう。

 

   つまり膝の痛みを自覚したとき、膝のことだけ考えその痛みがとれたらOK

   と思ってはいけないわけです。原因を置き去りにしている限り、全身状態は

   改善せず、膝も根本的には治らず、すぐに再発します。

 

   ひざ痛は体からのアラート(警告)であり、気づいて!というサインです。

   「体のゆがみ」「間違った使いかた」という原因に気づき、

   そこに向き合うことです。

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