ミュージカル考 18 Carmen 5

社交ダンスのステップは、ご存知のとおり。
え～～っ、そんな難しいことを高齢者に教えるの？？？
と言われそうですね。

ダンスを魅力的に踊る（他人の鑑賞に堪えるように）のは難しいです。
が、リズムに乗って、一人で前後左右に動くだけなら簡単です。

「何だ、簡単じゃん！」「出来るんだ！」
と思って、一人笑顔が浮かんだら、
横の人と手をつないで同じように動いてみます。

ミュージカル考 17 Carmen 4

世田谷の元気体操は、約90分の枠の中で、
　　「リラックス（ストレッチ）、筋トレ、リズム運動の三つを
　　　バランス良く、全部やりましょう！」という構成です。

ジプシーの歌での叩動功は1分半ですから、リズムをもう少し。
そこで始めたのが、「ハバネラ」です。

これはカルメンが妖しいオンナの魅力を振りまきながら
「オンナは小鳥のように自由で気ままなものなのよ」と歌う
スローでムーディーな曲です。

この雰囲気で5つのステップを展開します。
順にサイドステップ、ルンバ、マンボ、ついでのチャチャ、
そして炭鉱節ロックです。

詳細は明日説明します。

ミュージカル考 16 Carmen3

世田谷区元気体操の研修では、誰もが親しみやすいように！と
365歩のマーチや演歌系の曲が多く紹介されます。

私は、ミュージカルやクラシック、軽音楽系が専門？ですから、
自分の好みのものを親しみやすいアレンジにして使っています。

ジプシーの歌は調子が良く、リズムが安定しているし、
慣れてきたら、一緒に口ずさんでくれる人まで出てきて
どんどん楽しくなってきました。

ミュージカル考 15 Carmen 2

長寿会メンバーは80～90歳の方がメインです。
自力整体の頚椎圧迫や、引き伸ばしなどは出来ますが、
椅子から降りての床運動が出来ません。

座ってるのが一番楽なんだけど、それじゃなんだから
少しは立ってやってもかまいません・・・・という方々に
先ずは叩動功をやってもらいました。

叩動功というのは、気功の一種です。
両手を拳骨にして、小指側同士をトントンと3回、
手をひっくり返して親指側同士をトントントンと3回、
これをカルメン（ビゼー作：完璧なオペラですよ～～）の中の
ジプシーの歌に合わせてリズミカルに続けます。

トントントンと打ち合わせることでたくさんのツボが刺激され、
手首を上向きや下向きに変えることで手首関節が緩みます。
次は、ガッテンだ！という感じで
左手の平の労宮というツボを右拳骨でトントントン。逆も行い、

次は水かき部分でトントントン、、、、、、、、、
次は両手を真横に振ったり、縦に振ったり、ハの字に振ったり、
クルクル廻したりしていると、うっすら汗ばむほど温まります。

ミュージカル考 14 Carmen 1

退職後2年もすると、母の生活が落ち着いてきました。
私は自力整体の教室を開設し、世田谷区の元気体操リーダーなど、
ボランティア活動も増やしてきました。

でもミュージカルの機会はありません。
毎年一作ですが、確実にStoryが浮かび、仲間と上演してきた歴史が
身体の中で疼くようになってきました。

そこで一計。
ボランティア活動の長寿会での体操にミュージカルを取り入れたのです。

ミュージカル考 13 Darkness

さて、楽しかった職場でのミュージカルは退職と同時に終わりました。
早期退職した理由は
欝気味だった母と過ごす時間を増やすことでしたから
ミュージカルは暫くは無理よネ、と思っていました。

一昨年メンバーになった英語サロンの仲間が興味を持ってくれ、
練習が始まりました。このNetworkにはSAIの仲間と、
Hostfamilyの娘さんで、プロの声楽家が居ます。
そして昨年、多摩川のトマトフェスタ打ち上げPartyで上演しました。
このときの様子は　2010/8/22の項を見てください。

内容は宇宙研で上演したもののリメークです。
でも、出演者が違うので曲も変わり、全然違うものになりました。

想定外 骨折

骨折情報は健康法ではありませんが、カテゴリー不明なので・・・・・

9/21台風の日に壁に激突した右足小指は2箇所折れていたそうです。
でも、翌週（5日目）巾着田の彼岸花を見に行って、
運動靴で歩けたのです。

敗因は、どうやらその2日後の卓球練習のよう。
毎水曜日、夕方は高齢者卓球クラブで汗を流しているのですが、
台風の日は、暴風雨のため、お休みでした。

右足の回復は順調だし、運動不足だし、
「やるぞ～～！」という感じで大暴れしてしまったのが運の尽き。

翌日からシクシクとした痛みが続いて、いつまでも治らないので
整形外科に行き、レントゲン撮影で分った次第です。

不注意で家具にぶつけて「ひぃ～～」ということが
年に1～2回はあったので、安心？していたのですが、
本当に骨折するとは、本当に想定外。トシを感じました。

写真は懐かしの日高町・巾着田

ミュージカル考 12

え～～っと、なかなか現代まで繋がりませんね。
昨日ご紹介した曲は1997年上演「真冬の夜の夢」の中で歌いました。

この時は、研究所ご近所の琉球舞踊の先生が参加してくださり、
海外の客員研究員Familyの出演があったりして、国際色豊なステージでした。
いずれ写真をアップしましょう。

ミュージカル考 11

戦闘的だっと頃の歌詞を見ると、興奮してきました。

戦う相手は、既得権にしがみつく頑固親父たちだけではありません。
出張で行った奄美大島の固有動物（奄美黒ウサギや山シギなど）と
人為的に放たれたマングースの不幸など、自然破壊に対する抗議も
歌で表現しました。

元曲はシューベルト作：「岩の上の羊飼い」（Der Hirt auf dem Felsen）
クラリネットとソプラノが掛け合いで歌うという、珍しい曲です。
長い曲ですが、全部載せてみます。

♪　耳を澄ませば聞こえてくるでしょう。＜風さんの歌だ！　聴かせてください！＞
　　海超えて　旅をする風さん　誰よりも物知りで　いつでも素敵に歌ってる

　　この島の森は　光がこぼれて　小鳥がさえずり
　　白い砂浜は　波しぶきたちの　奏でるシンフォニー
　　青空に浮かぶ　綿雲の群れも　ほほ笑み　歌うよ

　　昔々　黒い雲と油の波　大きな船　人々の群れ　
　　島に移り住んできて　森を切り裂き　海を埋めた

　　それから皆　森の奥で　息をひそめ暮らしてるの
　　それでもイイの　平和があれば。　
　　祭りの夜にだけ思い切り歌い明かせれば　それでイイのよ

　　でも、これからは　耐えてちゃいけないわ。　こんな無謀な計画は許せない！
　　みんなで力を合わせて戦うの！　知恵を出して　助け合おう！
　　故郷の森と　美しい渚を　悪い奴らの手に渡しはしないぞ！！

　　勇気を奮いおこし、身体を鍛え　戦うの！　明日からは！　　
　　取り越し苦労はしないで　賢く動こう！　♪


思えば、何と無謀に、このドラマティックソプラノを歌ったことでしょう！
私の悪い癖ですが、＜感情移入して歌うと、すぐ涙が溢れてくる＞のです。
昼休み、下手なピアノで弾き語りしながら何度涙したことか・・・・・・

「相当変なオバサン」と思われていたことは間違いないようです。

ミュージカル考 10

今、思い出すだけで笑ってしまうのは

2002年に上演した「Reality of Baby Universes」という作品の中の一曲。
元曲は、かの有名な「夜の女王：胸は怒りに燃え立ち」（Mozartの魔笛より）
私が超高齢宇宙飛行士の役で歌いました。

♪　言わせておけば、図々しい！　もぉ、許せない！　人の苦労も知らん振り！
　　「オ～ンナは～、子育てと家事が生き甲斐？？？」「それがオンナの天職だ？？」

　　そんなの、嘘っぱちよ！　もぉ、嫌だ！　許しはしない！！
　　誰でも仕事をしながら生活を楽しみ、窓辺にレースのカーテン、鉢植えシクラメン
　　たまにはこうしてオペラやミュージカルをやり、歌って踊るのよ

　　これが生き甲斐よ～～！！♪

あのメロディーをこの歌詞でパッと歌える人はいるのかなぁ？
ま、とにかく私の在職時代は家事と子育てで戦争そのものでした。（相手は夫・・・・・）
今の平和は、昔徹底的に戦ったから？と思います。