自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

膝通を克服して健康登山! 団塊世代に贈るLOHAS情報です。

「人生100年、長すぎるけど どうせなら健康に生きたい」 藤田紘一郎・著 2019/5

2019-12-29 21:11:36 | 推薦図書


著者の専門は<寄生虫学、熱帯医学、感染免疫学>の医師で、私プラス9歳。
健康法を説かれる方は「実際の言動が活力に満ちて、若々しい」かどうかが、
説得力に繋がると思うので、年齢は気になります。

西洋医学のお医者さんにしては、私好みの発言多数。
例えば、
P.188 除菌剤を使うと身体が弱くなる

P.189 手洗いに熱心な人ほど、風邪をひく


P.179 病気も老化もがんも「自然なこと」と心得ておく

   私は医者ですが、病気を探すための検査は受けないことにしています。
   (中略)いつかがんになる日が来るかもしれません。
   そのとき、どう生きたいのか----。それを自分の中で明確にしておけば、
   がんをむやみに恐れることはなくなります。

私も同じ考えで、がん検診は絶対に受けないし、石鹸もシャンプーも
たまにしか使いません。その代わり、
P.182 「身体の声」をよく聞く

著者は「病気にならない100の方法」を紹介していますが、
「私もまったく同じことを実践してるわよ」、という項目が7割くらい。
医師らしく、疫学的なエビデンスも示されているので、一読をお薦めします。
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庭の小鳥も家族のようなもの

2019-12-28 05:15:20 | Nature 自然

子ども達が巣立った後の家族は、暫くは猫達だけでした。
でもこの数年は、暮れから春先までベランダに来る小鳥たちも家族です。

野鳥を飼うことは禁じられていますが、餌やりはOKです。
半切りのミカンやラードや小麦粉で作るBird cake、蜂蜜などを
出入り自由の籠の中にセットしておくと、
メジロ、シジュウカラ、雀が食べに来ます。

メジロ(上の写真)が一番、人懐こくて、顔も姿も愛らしいので大好き。
シジュウカラは用心深く、室内の人影が動くとすぐ逃げて行きます。
が、シックな色合いとスマートな姿は、やっぱり可愛いのです。

猫達は小鳥がベランダに降りてくると突進しますが、
ガラス戸に阻まれて手だしは出来ません。
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速読? フォーカス・リーディング

2019-12-27 05:23:34 | 図書メモ


フォーカス・リーディング講座 1冊10分で10倍の成果を出す超速読術
という本を読みました。

P.22 「食べても飲み込まないなら意味はない。読書も同じだ。」
                     -セネカ

   「多読すればするほど、読まれたものは
    その精神の中に、真の跡をとどめない」 -ショウペンハウエル


P.23 著者(寺田昌嗣氏)の目指すところ
   ①読書から得たい成果を明確にして読む。
   ②ただ速く読むのではなく、速さを自在にコントロールする。

で、この本には付属のSoftware(CD-ROM)が付いていて、
これとメトロノームを使用してトレーニングするのだそうです。
P.48まで読んでからPCにソフトをInstallすると、著者のサイトに飛び、
会員限定ページと、一般ページなどがあるようで、そこで停滞しています。

勝間塾などで、Photo-readingをマスターして、月に何十冊も読む方々を
羨み、眩しく思っている私です。が、受講した全員が可能ではないらしく、
こちらも足を踏み出せませんでした。

でも、興味はあるので、とにかくメモしておきます。
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いたずら爺さん という体操

2019-12-26 05:58:51 | 唄と踊り


有酸素運動・定番の動きは山のようにありますが、
「やって楽しく、覚えやすく、効果がある」の3点が揃うのは稀。
先日、元気リーダーの仲間が面白い体操を教えてくれたので、
自分なりに足したり引いたりして仕上げました。

今回教わった動きも、数種類ある内の半分くらいですが、
自分なりにネーミングすると、えらく楽しくなりました。
「意地悪婆さん」ならぬ「いたずら爺さん」にして、
ちょっと可愛らしく。
曲は何でも良くて、OldiesやBeatlesのマーチテンポが良さそう。

①「ハンカチない!」(Shake)
  手洗い後の手拭きがなきゃ、ピッピッと振ってりゃ、乾くさ!
  という感じで、腕を前に伸ばしながら手首を大きく動かします。

②「眠い!」(Goo-Paa)
  両肘を背中側で合わせるように肩甲骨を寄せ
  両手をパーにして前に押し出す。

③「落とし穴掘り」
  スコップで穴を掘る感じで両手を出し、足はランジ。
  「よいしょ、そ~れ」の掛け声を入れる。

④「腹減った!」
  両手で下腹を押さえて俯き、背中を広げたら、
  「何かくれ!」という感じで両手を上に挙げる。

⑤「横からワッ!」
  両手を両腿にタッチ、手Clap、右隣の人に両手でタッチ
  同じことを左へ。

⑥「逃げるが勝ち」
  交互に片足Knee bend

⑦「知らん知らん知らん もん ネ!」
  両手首を外回りに回転させ、内側に集めてから放り上げる。

⑧「お星さまキラキラ、おいらもキラキラ」
  両手の平を頭の上方で左右に動かす。
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今年の重大ニュース  調理器具編

2019-12-25 08:05:25 | 健康料理


①寝かせ玄米用保温釜:Good!

   勝間塾のTAROさんから頂戴した巨大な保温器です。
   より美味しい玄米に挑戦したくて導入しましたが、現在は、
   玄米より雑穀米が好きになり、いっとき、休んでいました。

   が、師走になり、恒例を味噌作りの時に、圧力鍋が不調になり、
   この巨大な鍋(一升炊き)を使ってみたら、イイ具合!
   これからも活躍しそうです。


②インバーター付きHome bakery:今ひとつ

   勝間さんご推奨の100%全粒粉天然酵母パンに挑戦したく、古いモノが
   まだ使えるのに、インバーター付きに買い換えたのです。
   でも、この機械が悪いのではなく、パンへの情熱が冷めた……

   今年春頃までは、週に1回は大量のナッツ(アーモンドやクルミなど)入り、
   極めて高価な、パウンドケーキのようなパンを焼いて冷凍。
   デザートや山行のランチ、知人へのお土産で好評でした。

   が、トシのせいか? 「パン」という「粉がモサモサした感じの食材」が、
   美味しく感じられなくなったようです。これからどうなるか分かりませんが、
   取りあえず、食品庫の奥で手付かずになって2ケ月たちました。


③カモシコ(醸すための保温器):大活躍

   今年購入ではありませんが、週に2回は「納豆菌水」を作るし、
   月に1回は「納豆」を手作り。半日とか一日、40℃に保つだけですが
   稼働率は大。


④IH温度調理鍋:大活躍

   これも一昨年の購入ですが、蒸し豆や鶏がらスープ作りに活躍。
   来年には勝間さんのレシピ本が出るそうなので、また出番が増えそう。
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TonyとMaria

2019-12-24 06:08:15 | 猫物語


結婚以来、殆ど途切れることなく猫を飼い続けてきました。
最初は、知り合いが飼いきれなくなったシャムの夫婦(チビとバニー)。
その子供が7匹生まれたり、育ち過ぎた(売り時を逸した?)チンチラや、
益子から車に飛び乗ってきた押しかけ猫など。

現在の黒猫トニーと白猫マリアは、2011年の震災の後、
ワケ有り猫を保護する団体から譲り受けた姉弟猫です。

「子は鎹(カスガイ)」といいますが、子ども達が巣立った我が家では
「猫が鎹」です。
家事のことや、歌い方への不満で夫婦喧嘩になっても、
お互いに「猫に告げ口(?)」風にして、言い分を主張し、
何となく和解に繋がります。

犬のように朝晩の散歩や美容院通いの手間や費用はかかりませんが、
トイレの掃除、餌やり、部屋に漂う猫の毛の掃除など、
日々のルーティンワークがあるお陰で「ボケ防止」になっています。
ホームセンターでトイレの砂や缶詰などを買うと、20kg近い重さです。
車を出して、買ったモノを整理するのは、夫婦の重要な共同作業です。

色々な方々に、「体操の大切さ」「健康の極意」などをお伝えしていますが、
大切なことは、日々、ルーティンワークがあって、
「頼り、頼られ、責任をもつ。清潔に美しく住まう。」ことだと思います。
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今年 いち押しの体操  「ナナコ、Back!」

2019-12-23 09:12:29 | 健康法


私は自力整体のナビゲーターですが、世田谷区の元気リーダーとして
高齢者体操や、シェア奥沢のデイサロン等でも指導をしています。
そんな色々な場所で、特に好評だったのが、「ナナコ、Back!」という体操。

頸椎の7番目の骨に、ナナコでもナナミでも、好きな
名前をつけて、愛情を込めて、頻繁に、(特に勝負時は)
「ナナコ、バックするんだよ!」と呼び掛けます。

バックがイメージできない方は、前進させてみます。
あ~、なんて易しいこの動作!もう、習慣になってるかも? 
ヤバ! それが猫背・肩こりの元凶です。

正しい姿勢は、耳の穴が肩峰(肩先)に載っている状態です。
自分で思っているより、ずっと後ろなので、二重顎になるくらい、ナナコを後ろに
引いて、形状記憶しましょう。するとお腹が引っ込み、お尻が小さく締まります。

自力整体の生徒さんは、壁チェックなどで、頭蓋骨が正しい位置にあるはずですが、
そうでない場合は、いくら後ろに引こうと思っても
二重顎になるだけで、上手く後ろに引っ張れません。

そういう方たちには、
「ナナコ、アップ&バック!」の方が分かり易いでしょう。

上のイラストは有川譲二さんの本からコピーしています。
あばら骨の数や形状、背骨との繋がりが良く分かりますね。
「世界一ゆる~い イラスト解剖学 からだの動くしくみ」は、
見ているだけでからだの仕組みが良く分かる、素敵な本なので、お薦め!です。

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今年、敗退したモノ  Oculus、Smart watch

2019-12-22 06:05:56 | 健康法


2月に勝間塾に再入塾し、色々な刺激を受けました。
30~40代のバリバリの方が多く、私のような高齢女性はほんの僅かです。
でも、臆せずイベントに参加したり、助けを求めると、
本当に気前よく、親切に色々教えてもらえる素敵なネットワークです。

Oculusというのは、今流行のVRのゴーグルで、購入した理由は、
勝間さんがブログで「毎晩、楽しく動き回って、汗だくになり、痩せた!」
と発信されていたからです。

思えば、卓球を止めて、社交ダンスに切り替え、丸2年。
社交ダンスでは、冷や汗はたくさんかきますが、体幹を使うせいでの汗は
全然です。

で、「夜中に一人で卓球のラリーが出来れば、楽しそー!」と思い、
5万数千円を英語しかないサイトに振り込み、ゲット。
結論から言うと、「Light Saber」というゲームは、そこそこ楽しめました。
(でも、毎晩やりたいほどではない。)

主目的だった「卓球」はサーブやヒッティングの感覚が掴めず、
ラリーが続かなくてガッカリ。
一生懸命練習すれば慣れていくかも?ですが、、、
ゴーグルが意外に重くて、頬骨に触る当たりにシミができそ~ (-_-;)
という訳で、現在は引き出しの中に眠っています。

負け惜しみを言うなら、
Oculusのゲームより、もっと楽しいことが一杯あったから?

Smart watchとAmazon Alexaも引き出しに転がっています。
でも、Wi-FiのHeadphoneや Neck Speakerは重宝しています。
新しい電子ギアは、ホント、悩みの種です。
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クールシェア・ウォームシェアのこと

2019-12-21 21:10:04 | ネットワーキング


昨日ご紹介した堀内先生の記事が、東京都地球温暖化防止活動推進センターの
ホームページ・リニューアルとやらで、
あのアドレスでは読めないようです。
なので、長くなりますが、該当記事をそのまま、下記にコピペしておきます。

アップする理由は、私自身も何度も読み返したいし、人に説明するときに
とても便利だし、たくさんの方々に読んでいただきたいからです。

*****************
とうきょうエコ・コレクション H25年度インタビュー第1回

クールシェア・ウォームシェアのすすめ

●堀内 正弘(ほりうち まさひろ)さん

1954年生まれ。東京芸術大学、東京大学大学院、イエール大学大学院、
東京農業大学大学院修了。建築家、コミュニケーションプランナー、
NPO法人土とみどりを守る会代表理事。

環境負荷を低減させ、心豊かに暮らせる都市環境を実現するために、都市計画、
市民活動などの多様な経験を活かし、様々な活動に取り組む。東京都世田谷区
奥沢の自宅隣に「シェア奥沢」を設置。NPOや地域活動の拠点としている。

「いわば昭和のお家、庭があって、縁側があって、サザエさんちにみんなが集まる
感じ」という。「クールシェア事務局」を兼ねクールシェアスポットのモデルとして公開。


クールシェアという言葉をご存じでしょうか。夏の猛暑日、一人ひとりでエアコンを
使うより、涼しい場所にみんなで集まって楽しく過ごすことで、家庭でのピーク電力
消費を減らそうという活動。この活動が地域や各自治体で活発に進められ、2011年に
「eco japan cup エココミュニケーショングランプリ」、2012年に「グッドデザイン賞」、
2013年に「低炭素杯2013 最優秀ソーシャル・イノベーション賞」を受賞している。
この運動の提唱者である多摩美術大学の堀内教授にお話を伺った。

みんな集まれば「節電・省エネ」につながる
民間活動インタビュー 第1回

堀内 正弘さん

――クールシェアの活動は2011年の東日本大震災がきっかけになったとお聞きしています。
どのような発端だったのでしょうか。

堀内 あの頃は学校がすぐに始まらずに1か月ぐらい遅れて始まりました。
計画停電が行われて、夏にはもっと大変な状況になるということで、産業部門では
節電が義務付けられ、家庭部門にも節電が要請されるなど、大変重い空気がありました。
私は大学でデザインを教えていましたから、最初のゼミで、こうした状況の中で東京に
いるデザイナーや学生に何ができるだろうか、と投げかけたわけです。

夏の暑い日の電力消費がピークになる時間帯では、家庭で消費される電気の半分以上が
エアコンによるものです。エアコンの設定温度を調節して省エネしようと呼びかけられて
いますが、それではあまり効果が上がりません。もっと大胆に、エアコンのスイッチを
止めることはできないか。1軒の家でエアコンを数台つけていたら、ピーク時間帯だけ
でもそれを止めて一部屋に集まりましょう、というアイデアがでてきたわけです。
さらに、各ご家庭が一人でエアコンを使うより、みんなでどこか楽しく集まれるところが
あればもっと節電に繋がります。


一軒のカフェから、草の根運動として

――それが、「クールシェア」と名付けられ、地域や自治体に運動が展開していった
わけですね。具体的にはどのように?

堀内 大学の近くに私や学生が行きつけのカフェがあり、子供連れの家族なども来て
いました。近所には一人暮らしの若者も多い。そのカフェのオーナーにクールシェアの
趣旨を説明して、『例えばエアコン消してきたと言ってきたら割引できないですか?』と
お願いしたら『分かった、100円引きにします』と言ってくれました。
それがクールシェア参加店舗の第1号店です。

あとは近所の等々力商店街や二子玉川のショッピングセンター、それから東急電鉄さん
などに声をかけてご協力いただき、いろいろな場所にクールシェアをアピールする
ポスターを掲示していただきました。これがモデル実施ということで1年目の参加店舗は
約20店、大学の近くだけです。こうしたお店や企業と連携してクールシェアを推進する、
それが地球温暖化防止に繋がる。つまり家庭というか個人の行動とお店が結びつくという
新しいスタイルが出てきた。2011年7月のことです。


人と人が「シェア」でつながる
民間活動インタビュー 第1回

――ところで、クールシェアというネーミングはどのように? 
この活動が広がっている一つの要因と思えます。

堀内 このような活動、あるいはデザイン上でネーミングはとても大事です。
当初は「計画停電回避プロジェクト」と呼んでいました。ゼミで名前を考えようという
ことになって、5月にブレーンストーミングをしました。「涼しい」がキーワードで、
就活、婚活などの言葉がはやっているから「涼活(りょうかつ)」だとか、でも決定打が
なく夜遅くなって学生の一人が『おっ ! シェアだ』と言って、次の瞬間、僕が
『そうだ、クールシェア』と叫んで決まったのです。

じつは「シェア」という言葉はずっと僕のゼミのテーマだったんです。
人と人がシェアで繋がる、ものの貸し借りもそうだし、共有するとか一緒に遊ぶとかの
シェアです。みんな知っていてすぐ出てきそうなものですが、なかなかそういかないのが
ネーミングなんです ね。名前が出てからは、どんなふうに展開するかというので、
ロゴを作ろう、うちわを作ろうとか、具体が進みました。「計画停電回避」や
「涼活」というネーミングでは、現在みたいな広がりはなかったでしょうね。

2011年の世田谷区での活動が「eco japan cup 2011」のグランプリを受賞することが
できました。そのご縁で、クールシェアの主旨に賛同したお二人のクリエーターから
無償で協力をいただけたのです。クールシェアとウォームシェアのロゴはグラフィック
デザイナーの永井一史さん、「エアコン消して 涼しいところに集まろう」「暖房消して
暖かいところに集まろう」というキャッチコピーはコピーライターのマエキタミヤコさんの
手によるものです。


「もの」から「こと」へのグッドデザイン

――このプロジェクトは、2012年にグッドデザイン賞を受賞し、2013年に「低炭素杯」の
最優秀ソーシャル・イノベーション賞を受賞しています。「低炭素杯」は地球温暖化防止
活動に直結しますから理解しやすいのですが、グッドデザイン賞というのは?

堀内 そうですね。普通デザインと言うと、コップのように形があるものというイメージ
です。けれど、モノを作らなくても、こうした活動が結果として新しい価値を生み出すので
あれば、それがデザインなのです。審査委員長も、これからは「モノ」でなくて「コト」の
デザインと言っていましたが、「エアコン=工業製品」の使用を控えるというキャンペーンが
受賞したのはちょっと思いきった判断だったでしょうね。


銭湯で、一杯飲み屋で「ウォームシェア」
民間活動インタビュー 第1回

――ウォームシェアについてはいかがでしょう。

堀内 冬は暖房期間が長いので、家庭では夏以上にエネルギーを消費します。
ですからクールシェアと同様の趣旨で、冬期の省エネとして「ウォームシェア」を展開
するアイデアは当初からありました。夏と違う点は、冬は「ピーク時間帯」があまりない
ことと、夜間も含む長い時間が対象になります。また、猛暑日は限定されますが、寒い
地域は対象期間が長くなります。活動としては、例えば、家庭でお風呂に使われる
エネルギーの割合が高いので、ウォームシェアは温泉や銭湯の活用を推奨しています。

湯あがりに皆でゆっくりとした時間を過ごせば、一石何鳥にもなります。
ひとり暮らしの会社員はすぐに帰宅しないで、飲み屋をはしごしてゆっくりすれば、
自宅の暖房時間を短くできます。全国浴場組合にうかがってお願いしたところ、この活動に
ご賛同いただき、組合に入っている銭湯が全部登録してくれました。

ですからネットに入っているシェアマップ(クールシェア・ウォームシェアの場所が
掲載されている地図)が現在一番完璧な銭湯のデータベースになっているはずです。
近くの銭湯を探したいなら、スマホで簡単に見つけられますよ。


クールシェア・ウォームシェアのさまざまな展開
民間活動インタビュー 第1回

シェア奥沢のコワーキングの様子

――ところで、現在の活動はどうなっていますか。

堀内 2012年度に環境省で「SUPER COOLBIZ」にクールシェアを取り入れることが決まって、
全国展開のために必要なオンラインマップのプログラム開発、シェアスポット等のデータ
入力、ステッカー・ポスター制作などの作業をクールシェア事務局が担当しています。
夏のクールシェア、冬のウォームシェアという、通年での省エネへの取り組みのパターンも
出来上がりました。

クールシェア・ウォームシェアは家庭での実践、ご近所やまちでの展開、自然でのクール
シェアなど、多様なメニューを用意していますが、一番反響が大きいのがまちでの展開です。
暑い時、寒い時には出不精になりますが、あえてまちに出るという逆転の発想の意外性と、
客足が遠のく時間帯の活性化につながるという、商業施設などのメリットが合致した結果でしょう。

クールシェアは猛暑時の熱中症対策にも有効だということで、荒川区などの自治体が進める
「まちなか避暑地」などの拡大版とも言えます。図書館や美術館などの公共施設、
ショッピングセンターの休憩所といった、ほかの人に気兼ねなくゆっくりと涼めるところが
多くあるので「クールシェアスポット」として登録を進めています。それに商業施設では、
シェアスポットのさまざまな「特典」のアイデアが生まれています。
入館料の割引や粗品のプレゼント、飲食店ではドリンクのサービスなどです。

企業のショールームなど、冷暖房が効いている空間がありますが、目的がないと入りづらい
ものです。シェアスポットとして登録されたところであれば「家の冷房、暖房を止めてきました」
と声をかけると、スタッフが営業の話をしないで座れる場所に案内してくれます。
「あっ、ここシェアスポット。入ってみようか」

――今後はどのような活動を?

堀内 先ほどもお話したように、クールシェアは草の根的な運動として始まったものです。
最初から、「地球温暖化防止のために」と大上段に呼びかけてしまうと、環境問題に関心の
ある人しか振り返ってくれません。それに「省エネ」を強調し過ぎると、何でも節約しなけ
ればという誤解を生みますし、暗いイメージになってしまいます。それよりも、一般の人に
「楽しい」「うれしい」「おいしい」などのプラスの動機付けで人が集まれば、結果として
省エネになる。ご家庭ではちょっと前の暮らしぶり、ライフスタイルに戻れば、地球温暖化の
防止に役立つという、だれにでもわかりやすいことがクールシェアの特徴です。

地域のおじいさんおばあさん、主婦や子供、あるいは都会の学生さんや会社員が、
「あっ、ここシェアスポット。入ってみようか」と言う声がどんどん聞かれるようになると
いいですね。

クールシェア事務局はこちら
お問い合わせ

普及連携チーム

電話:03-5990-5064  FAX:03-6279-4697
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今年の重大ニュース  災害列島で 自分にできること

2019-12-20 06:04:43 | 生き方
写真は11/28の終点・パノラマ台からの眺め




2~3年前まで、大きな地震や大型台風の被害は、たまにしかなかったのに、
今年の頻発具合は、いったいどうなっちゃったの?という酷さです。
そんなこと言ってる場合じゃなくて、答えは分かり切っているのです。

そして日本より、ずっと恵まれた、裕福な国の少女でさえ
地球の将来を見据えて行動を起こしている時に、
私がやるべきことは?

①地球温暖化を食い止めるために、自分自身が省エネ生活を目指す。

  エネルギー危機の頃、声高に叫ばれていた「節電」が、
  今年は「異常気象なんだから、適度に冷暖房を!」に変化。
  私自身は薄着・少食で、洗濯物の量も少ないけれど、
  世の中の流れは止められません。それでも、自分の努力は続けます。

②拡大努力としては、堀内正弘教授(多摩美術大学)が提唱される、
 クールシェアを実践し、宣伝もする。

  これは、「個々人が各自の住居に引きこもって冷暖房を行うのでなく、
  公共の場所(図書館や地区会館など)に集まって、楽しく過ごそう」
  というコンセプトです。私は堀内先生の「シェア奥沢」で開催される
  イベント(地域高齢者のためのデイサロン、オペラの会、西洋絵画の会、
  映画の会など)に月に5回くらい参加しています。
  詳しくは下記をお読みください。
   https://www.tokyo-co2down.jp/action/collection/h25vol1/ 


③たくさんの人が、自力整体や健康体操・ラジオ体操などを楽しみながら
 健康になれるよう、運動の大切さを色々な手段で伝えていく。
 ミュージカル活動も、その延長にあります。
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