自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

膝通を克服して健康登山! 団塊世代に贈るLOHAS情報です。

MOA美術館 5  その他の展示

2025-01-22 16:49:21 | 美術

入館料を払って内部に入ると、幻想的なエスカレーターで異次元に進みます。

最初の部屋は巨大な万華鏡の世界。高い天井に投影されています。

 

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MOA美術館 4   吉田画伯の言葉

2025-01-21 16:50:29 | 美術

順不同になりますが、心に残る言葉がたくさんあったので、

一生懸命写真を撮りました。(英語の勉強にもなりました =^-^= )

「見能わざる」の意味は、①現地に行けない人のことなのか?

②現地にいて、自分の目で見ているのに「その美」を見過ごしている人なのか?

浅学な私には判りませんが。

Google解説によると、「西洋の人間主義(ヒューマニズム)」とは、

   人間性を尊重し、束縛や抑圧から解放させる思想です。

   ルネサンス期に中世封建社会やキリスト教会からの解放を求めた

   運動が起源で、人本主義や人道主義とも呼ばれます。

 

対して「東洋の自然主義とは、

   自然は神聖な存在であり、人と共生するものとして捉えられている考え方です。

東洋の自然主義の考え方
  • 自然は神聖な存在であり、敬い、恐れながら自然との調和を大切にする
     
  • 自然は人間がコントロールできない、尊重すべき存在として位置づけられている
     
  • 自然の自然を描くことは美であり、人の自然を写すことは醜い
     
東洋の自然主義と西洋の自然主義の違い
  • 西洋では、キリスト教の教えのもと、自然は人の手によって支配するものであるという考えがあり、人間中心的な自然観が広がった
     
  • 西洋では、自然は人間の居住する都市の外にあるものとして、管理や支配の対象と見なされることが多い
     
  • 西洋絵画は自然主義であり、東洋絵画は表現主義である
     
 

ふぅ~む。そうなのですか・・・・・ という感じで、大賛成の言葉もあり、

「東洋と西洋の対比」は今一つよく判らないのですが、

自分にとって新しい言葉の定義に触れ、これはこれで楽しい時間でした。

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MOA美術館 3   吉田浩という画家

2025-01-20 05:56:03 | 美術

 

吉田浩という画家は、相当有名な方らしいのですが、

絵画に関しては不調法な私なので、全く初めての御目文字でした。

 

展示されていたのは殆ど版画で、30~100刷ということ。

版画のことも良く知らなくて、小学校の図工の時間を思い出すと、

1色なら簡単ですが、色を変えて2回、3回と重ねていくなんて

ずれちゃいそうで、100回なんて聞くと、気が遠くなります。

 

登山が趣味だったそうで、国内はもちろん、世界の有名な山の風景がズラリ。

上の絵はアメリカのエル・キャピタン・・・・・ヨセミテ国立公園の中にある、

ロッククライミングの聖地です。30年以上前に職場の友人夫婦と私の三男と

キャンプ場に泊まり、毎日ハイキングを楽しんだ思い出が蘇ります。

 

絵を鑑賞する心得は、シェア奥沢の西洋絵画講師・宮本氏から

「楽しめばイイんですよ」と教わってから、とても気楽になりました。

何が好きか? どこに魅力を感じるか? 

 

私の場合は、夫婦で百名山とか、世界の山々も少しは楽しんだので、

吉田氏の絵を眺めると、夫との懐かしい山行が蘇って胸が熱くなりました。

ツエルマットの街から観たマッターホルンは、夫婦で初めて行ったスイスの山。

 

自然を愛する吉田氏は、たくさんの素敵な言葉を残されています。

吉田絵画コーナー出口ではパノラマの大画面で解説をみることができ、

示唆に富んだ言葉も堪能できました。

 

 

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MOA美術館 2  創立者の想い

2025-01-19 05:56:38 | 美術

MOAの意味は、創立者「岡田茂吉」氏の頭文字+Associationのようです。

岡田氏は、HPを引用すると、https://www.moaart.or.jp/concept/history/

   箱根美術館の創立者であり、後のMOA美術岡田茂吉館の基礎を築いたは、

   前半生を実業家として、そして後半生は宗教家として、明治・大正・

   昭和期の日本に希有な足跡を遺しました。

   幼年期から骨董・絵画に深い関心を寄せていた岡田茂吉は、日本画家を

   志して岡倉天心が創設した東京美術学校(東京芸術大学美術学部の前身)に

   入学しますが、病により絵画修業を断念します。


   健康を快復してからは、蒔絵制作に打ちこむなど工芸技法の習得に努め、

   簪・笄など婦人装身具の意匠考案と販売事業で成功し、各種博覧会でも

   高い評価を得て、青年実業家としての地位を確保しました。


   しかし、身辺の不幸に重ねて関東大震災、世界恐慌などにより事業も傾き、

   苦悩の裡に日々を過ごしました。そのような生活から脱するために哲学・

   思想・宗教の研究に没頭した岡田茂吉は、優れた美術品は人間の本質に

   強く働きかけ、広く社会人心を陶冶し、健全な社会を形成するという

   芸術的境地に到達します。


   病貧争の克服と理想世界の実現を目指し、芸術の体験によって人の情操が

   高まる美のひな型を建設し、その中心に日本文化を世界に発信する美術館を

   創設することが、岡田茂吉の終生の願いでした。

 

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ゴンブリッジ先生の 美術の物語

2022-11-17 09:15:40 | 美術


「美術の物語」という高価で重量級の本については今年7/18に紹介しました。
購入してしまえば、読まずにツンドクになりそうなので、敢えて買わず。
図書館に予約すると、人気の本なので、数カ月に一回だけ廻ってきます。
そして2週間だけ読みます。(その後、また予約)

こんな感じで読み進み、今回は3回目。
毎回、興味深い言葉に遭遇します。例えば今回は
p.165 エジプト人はおもに「知っていること」を描いた。
   ギリシャ人は「見えているもの」を描いた。
   だが、中世の画家は「感じている」ことも表現できるようになったのである。

上記の文章を眺めただけでは意味不明ですが、
原始の洞窟壁画から始まって、現代の実験的な芸術にいたるまで、
著者ゴンブリッジ先生の深い洞察と愛情、豊富な知識で綴られた文章を
読み進めてくれば、上記三文章は「なぁ~るほどねぇ」と思えるのです。

ミュージカルと体操指導の二刀流で満足していた私の生活に美術が加わったのは、
月に1回、シェア奥沢という場所で開かれる美術講座のお陰です。
居並ぶ美術フリークたちの深い知識や審美眼に圧倒されながらも、
「自分なりに楽しめば、それでイイんですよ」という講師のM先生に励まされ、
なるべく休まずに参加するようにしています。

お陰で、こんな重たい小難しい書物まで楽しめるようになったので、大感謝!です。



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美術の物語  エルンスト・ゴンブリッチ 著    2019/7

2022-07-18 08:18:34 | 美術


今年の始め頃、NHK金曜日朝のインタビューコーナーで
原田マハさんが絶賛していた「美術の物語」を読んでいます。

重たくて、両手でも持ち上げては読めないので、テーブルに
台(ピーナッツが入っていた段ボール箱)を置いて支えるほど。
8500円もする立派な装丁です。(私は図書館で借用)

同じ考えの人が多いらしく、人気の本ですから2週間で
返さねばなりません。が、「流し読みして終わり」では
意味がないので、じっくり読んで、今回は5章までで終わり。
(全体では28章まであるので、再度申し込みます。)

私は若いころから音楽とスポーツのみが趣味で、
美術には不調法でした。数年前にシェア奥沢で美術講座に出会い、
解説を聞いて、絵を見る楽しさが分かってきたところです。

ゴンブリッジ氏はとても偉い方らしいですが、文章が平易で、
内容が分かりやすいのが素晴らしいです。
「難しいことを易しく言う!」何につけても重要だと思いました。

この本のネット解説を拾ってみると、
   「ギリシャ、ルネサンス、印象派…などと細切れではなく、
   洞窟壁画から現代アートまで、まるで大河のように美術の流れを
   捉えることができるのが本書の醍醐味(だいごみ)。
   何度読んでも新しい発見がある」と竹下さん。

   著者ゴンブリッチ(1909~2001年)は美術史の泰斗だが、
   語り口は平易で楽しい。分厚い大著は買っただけで満足しがちだけど、
   こちらは夜な夜な開きたくなる。(黒沢綾子)
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