著者のタイトルは「スポーツカイロプラクター」となっていますが、
日本の一般的な「カイロ施術の先生」とは違い、南カリフォルニア健康科学大学卒業。
カイロプラクティック医師。カイロプラクティック認定スポーツ医だそうです。
以下、
https://www.zenkenkai.jp/about-chiropractic からの引用です。
カイロプラクティックはアメリカやEU諸国などでは国家資格として認められており、
「医療に準ずるもの」として幅広く利用されています。
日本国内においては、法制化されておらず、
カイロプラクティックは「民間療法」として位置づけられています。
なので、著者は「不調を訴える患者」に対して、
医師として「問診→検査→(必要に応じて画像診断)→診断→治療」するそうです。
P.54 もっとも大切なのは”正しい診断”で、
「いつ、どのくらい、どうしてその処置をするのか」という医学的な
根拠をもった治療をすることです。
ところが、最初に訪れる場所により、
例えば、手術が得意な医師のいる「整形外科クリニック」か
徒手療法しかできない「民間療法治療院」なのか?で、
診断も治療法も大きく違ってくるそうです。
P.258 (アメリカの)スポーツカイロは、怪我のメカニズムを科学的に診断、
理解し、それをできるだけ防ぐ、予防する、再発に備えることを特徴にしています。
P.260
5年後の健康まで視野に入れる臨床が真の治療です。
診断があるからこそ、どのように機能運動性を高めて
疲れ知らずのカラダをつくればいいのかが見えてきます。
将来、日本中にアメリカトップレベルの医学と徒手療法、
的確な機能運動性トレーニングを行う医療機関ができることで、
日本の医療費40兆円を引き下げるとともに、
多くの方々が生涯元気にスポーツを楽しみ、自分の足で歩き、
充実した人生を過ごせる世界がくると、楽しみにしています。
おぉ~~、聞き慣れた、言い慣れた、心から願いたい、上記の文章の数々・・・・
ですが、、なにもアメリカの方法に頼らず
日本発、日本人のための健康法・自力整体で各人がケアすれば良いと思うのです。
でも、医学的・的確な診断が必要なことは、大賛成です。
何でも「老化だから痛み止め注射、サプリメント、マッサージなどなど」で、
QOLは下がる一方の<日本の現状>から
医療費が高いアメリカのように、
<自分の健康は自分がケアする=自己責任>という概念は必要だと思います。