友人から「マナビバっていう中・高年向けカルチャー教室に、
ミュージカル・クラスがあるんですってよ。」と聞いて、
その日のうちに体験に行き、入会した私です。
7980円+10%税を毎月天引きで支払うのは、大決心でしたが、
私の人生の中で、五本の指に入るくらいのラッキーな出会いがあり、
今は大満足の私。
お目当てのミュージカル担当は牛頭奈織美先生という、
本物(プロ)の役者・ダンサー・振付・演技指導者です。
マナビバでは、ミュージカルのステップで踊るクラスと、
ディスコダンス・ステップ・クラスが有ります。
自然の成り行き(クラスの後の雑談)で私が素人ミュージカルを
やっている話をしたら、興味を持ってくださり、ダンスや
演劇の講師を引き受けてくださることになったのです。
既に2回ほどの授業を経て、素晴らしいコメントを頂いたので、
ミュー研のみならず、読者の皆さんともシェアしたいと思います。
登場人物の名前とか内容は意味不明でしょうが、
演劇の本質が本当によく説明されています。
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<以下、牛頭奈織美先生のお言葉>
芝居は誰かの人生の1ページを切り取ったものだと思うので、
皆さんにはお芝居を通して誰か違う人の人生を経験する事を
楽しんでもらえたらと思います。(私のお芝居中での振り付ける
ダンスというか、シーンは、この延長線上でありたいと思っています。
歩き方、手の動かし方、目線の動かし方、それぞれの役で動いてもらえ
たら最高です^^)
そこに原作者の伝えたい事を乗せて脚本が出来、それも一緒に伝えるの
が役者。ですが、まずは楽しむ。新たな自分を発見する。
とりあえ色んな事をずやってみるのが良いかと。
*例えば、短いシーンで練習するならば、
先日の99歳のSituationのように、他のSituation。
・女子高生
・小学生
・マダム
・全員オカマさん(オネェ言葉で。)
・野菜の気持ち(トマト、じゃがいも、とうもろこしetc.)
・犬・猫・各種動物etc.
等。
これは表現することに「慣れる」練習が出来るかと思います。
しかし、あまり時間も無いので、下記のような「役作り練習」も
良いかもしれません。
*それぞれのキャラクターの人物像を皆さんで出し合う。
99歳の人物像を思い浮かべた時みたいな感じですね。
(連想ゲームのように、他の方の発想をどんどん頂いちゃいましょう!
三人寄らば文殊の知恵!)
例えばベルナルドは
・いつも紫色のぴちっとしたシャツを着てそう。
・アイロンがけがものすごく得意。シャツはいつもシワひとつない。
・昔の彼女に逃げられたから寂しくて、それ以来恋愛はしていない。
見た目からは想像できないが一途。
・実は寂しがりやで、家庭菜園が趣味になり毎日植物に話しかけている。
・妹たちには頭が上がらない。
・歯磨き粉はアクアフレッシュを使っている。
・朝は必ず納豆を食べる。
等。
台本から読み取れる事も沢山あるので、
みなさんが台本を読み込むきっかけにもなるかと思います。
1:勝手なイメージを皆で出し合う(黒板等に書く)
2:先日のように短いパートを皆でまた回し読みをする。
その時に自分の役のイメージを、出たイメージの中から選んで作る。
(付け加えてもOK)
先日のように色んな役をやってもらうと、誰がどの役に合っているかを
見れるかもしれませんし、
自分のやりたい役の発見にもなるかもしれません。
こういう事をやっておくと、後に台本を大幅カットしたとしても、
人物像が出来上がっているため
役作りのブレが無いかと思います。
最初の台本が長くなるのは、原作者のイメージを伝える手段ですし、
役者がそれを汲み取る手段でもあるので良いと思います。
こまさんの中では多分キャラクターたちのイメージが既に出来上がっていて、
勝手に動いてくれたからストーリーが出来ているかと思いますが、
ここからはそこに演じ手の発想も加わって変化していくと思います。
え?!と思うこともあるかもしれませんが、まずは他人の発想を受け
入れて、味付けがパワーアップしていくことをどうぞ楽しんで下さい^^
上記の練習はコマさんが思い浮かべていた人物像を、
さり気なく伝えられる手段でもあるかと思います。
そして最後には伝えたい事を伝えられる作品に仕上げられるよう
舵取りしていきましょう!
これが「演出」の仕事の一つですね。
最終的に目指す所は「テーマを伝える」事ですが、
まずは皆さんが「イキイキ楽しむ」ことから!生き生き活き活き♪
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牛頭先生は、まるっきりレベルの違うミュー研の練習に、
「私も皆さんと一緒に成長させて頂いておりますので、
毎回本当に楽しいです!」と。