上の写真は、ミュージカルの冒頭曲「シャンパンの歌」場面です。
トニオの父・コローナが仮面舞踏会の司会者として乾杯の音頭をとり、
全員でシュトラウス作曲「こうもり」の中の名曲に挑戦しました。
といっても、テンポはかなり落としてあるので、まるで別物?
皆が手にしているのは、プラスチックのワイングラスで、
内側に赤セロファンを貼り付けてあります。
「これじゃシャンパンの歌じゃなくて、ワインの歌になっちゃうんじゃ?」
などとワイワイがやがや楽しみました。
今回の20分版では、アリアはこの1曲だけですが、
70分版では他に2曲、「こうもり」からトリオで歌います。
もちろん(?)テンポはゆっくりにして、私の作詞の意味が分かるように
色々工夫していますが、キーだけは下げないで頑張っています。
伴奏はピアノ伴奏付きの楽譜をスキャンしてシンセサイザーで鳴らすので
テンポもキーも自由に変えられるのですが、演奏がroboticなのが今いち。
でも、ピアニストをお願いしないで済むので安い会費で運営できるのです。
写真ではあまり分かりませんが、衣装も煌びやかで、他の出演団体から
とても羨まれました。理由は、手仕事が好きなメンバーが色々工夫してくれ、
各自が持っているダンス用衣装とか古着をリメイクできるからです。
歌も踊りも、<素人なのに、結構頑張っている>程度の私たちですが、
色々なことにチャレンジして楽しむ才能はバッチリです。なので、
観てくれた友人たちからは
「演じている人たちが、すご~~く楽しそうで、良かった。」
これは「プロに負けない技量だね」と言われるより、重要なことだと
思っています。だって「コロナが落ち着くまでは、練習に行かないよ」とか
「必死で練習してるけど、そんなに急に変われないわよ!」など、
メンバーの様々な言い訳を全部、認めているのですから。
「でも、ま、楽しみながら少しは向上しようよね。」と励まし合い、
「素人にしては、頑張ってるね。」と言われる熟年サークルを
創り上げてきたことを誇らしく思います。