本書の裏表紙にある著者紹介を読むと、著者は
オーソモレキュラー(分子整合栄養医学)療法に基づくアプローチで、
精神疾患のほか多くの疾患の治療に当たるとともに、患者や医師向けの
講演会も行っている。著書に「2週間で体が変わるグルテンフリー健康法」
「うつは食べ物が原因だった」「発達障害は食事でよくなる」などがある。
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以下、「はじめに」の文章からの抜粋です。
p.3 オーソモレキュラー療法(分子整合栄養療法)とは、
適切な栄養を摂取することで、さまざまな疾患や不調を改善する治療法だ。
欧米から日本にもたらされて約40年、今では多くの医療機関が取り入れる
ようになってきている。
オーソモレキュラー療法がカバーする領域は、内科系疾患から皮膚科や
整形外科的なトラブル、さらには精神疾患まで、非常に多岐にわたる。
そして興味深いことに、オーソモレキュラー療法を実践している患者さんは
栄養状態が改善していくのにつれて、見た目はもちろん血管年齢や骨年齢と
いった、老化に関する数値も改善して行くのだ。
特に重要なのが脳の栄養だ。脳は多くの栄養を必要としている。そのため、
脳にいかにいい栄養を与えていくかが、老化の進行度を大きく左右するのだ。
p.4 しかし多くの人は、食事の目的は空腹感を満たすとともに、体を動かす
エネルギーを摂取することだと考えている。確かにそうなのだが食事には
脳や体の機能を維持するために必要な栄養を摂取するという側面がある
ことを忘れてはならない。空腹感を満たすだけの食べ方をしている人は
知らず知らずのうちに「栄養不足」に陥っている可能性がある。
実はそうした「栄養不足」が脳の機能を低下させ、老化を早めているのだ。
(中略)年齢には逆らえないと思うかもしれないが決してそんなことはない。
「脳の栄養不足」を解消すれば、健康寿命を伸ばしていくことは可能なのだ。
え~っ!40年も前に紹介されて・・・、、、今では多くの医療機関に???
嘘でしょう?と思いました。ま、私自身が殆どの医療機関にかかっていないので
単なる経験不足なのかもしれませんが・・・・・
私の健康コンシャスの友人たちも、「オーソモレキュラー療法」という言葉には
馴染みがないそうです。でも、本文を読んでみれば、最近の健康番組では紹介され、
私自身も既に取り入れている食べ方・避け方・暮らし方が多いので、安心しました。
明日からは、その内容についてご紹介していきましょう。