Sayornis Saya チャイロツキヒメハエトリ
図書メモです。書籍の題名は
「乳がん患者の8割は朝、パンを食べている」
副題は
がんに負けないからだをつくる日本の「風土食」のすすめ
著者は管理栄養士で、伝統食と民間食養法の研究者。
約30年にわたって、帯津三敬病院など医療機関で食事相談を担当。
著書「粗食のすすめ」が有名。
非常に多くの、考えさせられる内容が記されているので、
私の家族(特に孫たち)や友人たちにも一読を勧めたい本です。
が、それをためらわせるタイトル・・・・
だって、「パンが大好き」な友人たち、フツーの人々は
こんなタイトルを聞いただけで不愉快になるでしょうし、
もっとキツイ身近な人は、「8割の母数は何なんだよ?
狭い範囲の統計で断定するのは、卑怯だ」とまで言いました。
確かに、統計の数字には気をつけなければなりません。
そもそも「朝食はパン」という人が、戦後、激増しているのですから、
8割とまでいかなくても、6割くらいはパン派なのでは?と思います。
(母がいた高齢者マンションでも、そんな感じでした。)
ま、幕内氏は
<今の高齢者が若いころはパンなんて食べなかったから、今、健康なのだ>
という立場です。
確かに、小麦アレルギー、パンに含まれる合成保存料や添加物、
遺伝子操作の小麦や出荷時の防カビ処理などを想えば、心配です。
なので、私は20~30代にはパンを朝食にしていたのですが、
今はケーキ並みの扱いです。
確かに美味しく、精神的に満たされるので、特別な時のご褒美です。
そんなこんなを他人に説明するのは、時間がかかり過ぎるので
こういう場所で紹介するわけです。
ブログ読者の多くは、団塊世代やナビさん達だと思いますが、
幕内氏の本を読んでほしいのは、中高生~20代・30代の女性です。
「パンは常食するべき食品ではない」
と、私も信じています。とにかく物事の色々な面、情報を知って、
自分で判断して食べることを薦めたいと思っています。