自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

膝通を克服して健康登山! 団塊世代に贈るLOHAS情報です。

多肉物語

2014-03-31 05:27:21 | Gardening

写真はキナバル山の下り。高山病も疲れも吹っ飛ぶ風景と植物達です。



季節は春、明日から新年度です。
リタイアして、大きな束縛からは解き放たれましたが、
数年に1回の多肉植物・植え替え行事は、束縛を受ける一大仕事です。

草花ほど「花柄摘み・水遣り・植え替え」を必要としない多肉植物ですが、
3年も植え替えないでいると、鉢の中が根詰まりしたり、枝が暴れて大変。

植え替えを前に
最近の流行や情報が載っている本を探しにいったら、有るわ、有るわ!

 「多肉植物の寄せ植え」「多肉植物・サボテンを育てよう」
 「多肉植物 育て方ノート」「多肉植物図鑑」(以上4点 松山美紗・著)

 「ひと鉢でかわいい多肉植物の寄せ植えノート」
 「12ヶ月の多肉植物寄せ植えレシピ 」(共に黒田健太郎・著)

 「美しい多肉植物」(勝地末子・監修)

 「ジュエリープランツのおしゃれ寄せ植え」(井上まゆ美・著)

どれも洒落たデザインが多く、過去の図鑑風書物より実用的で、
見ているだけでも楽しくなります。


「多肉植物」に「いわゆる可憐さ」は有りませんが、

可愛らしくユーモラスな形、変化に富んだ色・成長具合・増え方で

所謂・変人の私にピッタリの、変わった植物なのです。

写真は植え替えが終る4月下旬にご紹介しましょう。

なんせ、今は酷い状態なので……(−_−;)





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「医者に殺されない 47の心得 ④

2014-03-30 14:05:32 | Nature 自然


さて、今回は健康法の記述で、私が「ん??」と思った点です。

P.155 閉経後はコンブやワカメの食べすぎに注意

1990年代から14年間の追跡調査の結果、

   「海藻をほぼ毎日食べる」郡が乳頭がんになるリスクは、

   「週2日以下」群と比べると3.81倍、

   「海藻を週3~4回食べる」郡も、2日以下のグループの2倍の女性が

   乳頭がんになっていました。

つまり、「海藻」は<毎日食べない方が良い>って???

でも、毎朝<塩麹漬け野菜>に少し入れている昆布や
サラダに入れるワカメなど、我が家では毎日の楽しみになっているので、
そう言われたって、簡単に止めるわけにいきません。

でも、まぁ、「へ~~~ぇ、そうなんだ~……」というTone downには
なっています。





P.228に近藤氏自身のリビングウィルが載っています。

   今、私は意識を失っているか、呼びかけに少し反応するだけ(の時)

   決して救急車を呼ばないでください。

   すでに病院にいるなら、人工呼吸器をつけないでください。

   つけられているなら、はずしてください。(中略)


   まし私が苦痛を感じているようなら、モルヒネなどの

   痛みをやわらげるケアはありがたくお受けします。


私の場合、
私が100歳近くなって倒れたのなら、救急車は呼ばないでイイと思います。

でも、65歳の今、散歩途中で倒れていたら……、

やっぱり
「救急車で病院に行き、何故倒れたのか、回復の見込みはあるのか」を
知りたいと思うのです。(私も家族も)

なので、「リビングウィル」というものは、毎年見直して、書き直し、

家族とも話し合っておくべきもののようです。





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「医者に殺されない 47の心得 ③

2014-03-28 20:45:20 | 推薦図書
キナバル山の下りです。喘ぎながら登った道も下りはスーイスイ。


P.98 家で安らかに逝く方法

   結論から言うと、点滴をしないで、
   枯れ木のようになって死んでいくのが一番ラク。

    実は医療産業の中で「在宅医療」は成長分野として注目されて
   います。つまり経済的な目的があるので、

   「点滴の管をつけたまま家へ変えそう」という企みが、生まれている。

   また「どうせ点滴をするなら、何か薬も入れてみたい」というのが
   医者の性で、抗がん剤も加わることがあり、
   患者さんはさらに苦しむことになります。



P.99 医療では、患者さんのためを思ってつくりだした方法が、
   問題の種になることが頻発。「鼻腔チューブ」「胃ろう」など、

   強制的に栄養を与える方法がなかった時代は、人は
   事故や脳卒中で昏睡状態におちいったら、それで一巻の終わりでした。

   むりやり口に食べ物や飲み物を流し込むと、肺のほうに入って
   肺炎で亡くなる。栄養を与えなければ餓死が待っている。
   その代わり、植物状態で何年も生き続けることはありませんでした。

 近藤医師のリビングウィル:

   「その辺で倒れてもほっとくように。そばによるな」。(P.226)

と、家族に言い渡してあるそうです。

   外で倒れたら救急病院に連れ込まれてしまいます。
   脳出血なら医者は脳を開き血管にクリップをかけて出血をとめ、
   血のかたまりを除きます。心筋梗塞なら心臓の血管に細い管を入れて、
   詰まっている血を薬で溶かします。自力で呼吸できなくなっていれば、
   気管に管を入れて人口呼吸器につなぎます。

   今の日本ではそういった高度な治療の数々を施されて、
   そう簡単にポックリ死ねません。
   そしてかなりの確立で、半身不随などの思い後遺症を抱えます。

またしても、身近な人の例を思い出します。
夫の母は10年前(88歳)に脳梗塞で倒れ、苦しいリハビリの結果、
驚異的な回復を見ました。一時は自分で食べることはおろか、言語も排泄も
ままならなかった状態から生還し、自宅で好きなものを食べ、
気ままに暮らす生活を楽しみ、昨年末、亡くなりました。しかしながら、

驚異的とはいえ、僅かな麻痺は残り、徐々に自力での移動が難しくなり、
常に「なんでこんな事になってしまったんだろうか……」が口癖でした。

<近藤龍か?><リハビリ努力か?>どちらが良いのか、永遠の疑問です。









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「医者に殺されない 47の心得 ②

2014-03-27 05:44:35 | 推薦図書



P.63 病気の早期発見、予防、早期治療……。

   今、「予防医学」が大はやりです。

   痛みや苦しみがあって病院に来る人だけを診ていたら、
   人口減で患者さんが先細り。
   だから、健康に暮らしている人の中から病気を掘り起こして
   治療して、業界の繁栄を図ろうとしている。

   「“患者を呼ぼう”医学」です。

    医者不足が問題になっているのも、意味のない検診やがん検診、
   人間ドックに人手がとられて、本当に大事な救急医療などに医者が
   回らないという事情が大きいんです。

   医者の健康指導について、フィンランドの15年がかりの詳しい追跡
   調査の結論は、

   「きちんと定期健診を受け、病気や異常が見つかったら

   ライフスタイルを改善し、それでも検査値に問題があったら

   医者から薬をもらう」という非の打ち所のない努力は

   無意味もしくは危険だとわかりました。
 

   検査は会社の管理職で、40~55歳の「見た目は健康だが、
   心臓病になりやすい因子をもつ」約1200人をくじ引きで600人ずつに分け、
   厳格な管理がなされました。

P.65  5年の試験期間が終ると、あとは全員、自由に任せて10年後、
   皮肉な結果が。
   介入群の心臓死(心筋梗塞、心臓突然死)は放置群の倍以上も多く、
   自殺、事故、総死亡者数とも、すべて医者の指導に従った介入群のほうが
   多かったんです。

私(狛)の経験では、身近に「定期健診を受けないでいて、
<腎機能の悪化>に気付かず、早死にしてしまった親戚がいるので、
平常時の自分の数値を知っておくことは大事だと思います。







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「医者に殺されない 47の心得 ①

2014-03-25 05:49:23 | 推薦図書
下はキナバル山頂上手前「ロバの耳」という名前の奇岩です。


標題の本(近藤誠・著 2012/12)の副題は  

  「医療と 薬を 遠ざけて、 元気に、 長生きする方法」


近藤医師の本はかなり読んだし、ブログで紹介もしてきました。

今さら…という気もして、今まで読まなかったのですが、

やはり、「たくさんの人に分り易く伝えたい」という意図がよくわかり、

「たくさんの人が、読んでおくべき!」と思いました。



著者のスタンスを本文から紹介しましょう。

P.94  僕は30年間、「どうしたら、がん患者さんが最も苦しまず、最も長生きできるか」
   という観点から、無理や矛盾のない診療方針を考え抜きました。
    そして「がん放置療法」に到達しました。「がんもどき」なら転移の心配はなく、
   「本物のがん」なら治療をしてもしなくても死亡率に差がなく、延命期間も同じ。
   ならば、そのがんによる痛みや機能障害が出たときに初めて、
   痛み止めや放射線治療、場合によっては外科手術をすればいい。

    「これは世界で最も新しい治療法であり、
   考え方であるとともに、最善の対処法である」と確信しています。

赤字で示したように、「世界で最も新しい」ということは、
世界的には未だ認知されておらず、
近藤医師独自の研究の結果であり、信念であるということです。

こういうことを納得した上で、私は個人的に、「がん放置療法」を支持します。
医者にかかる際の心得を心に刻みました。



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小笠原先生、ひとりで家で死ねますか? ⑨

2014-03-24 17:56:58 | 推薦図書


昨日の記述で終ろうと思っていたのですが、以下の文章も絶対に必要と思い、
本分の通りに付け足します。

P.148 誤解のないようにあわてて付け加えますが、心臓停止後、

   心臓マッサージやAED(自動体外式除細動器)を施したおかげで

   九死に一生を得る人は少なくありません。


   私の患者さんにも、その治療のおかげで歩いて退院できた人が7人います。

   救急救命が適応になる人にとっては重要な医療です。


   大切なのは、そうすることが患者の人生に益になるか、そうでないかを見極め、

   その結果に沿った手立てを施すことなのです。



    高齢で終末期に入った人を家族の安心のためだけに入院させ、

   そこで逝かせることは、私に言わせれば

   刑務所死」させることにほかなりません

   身の安全がもっとも確保されるのは、ある意味、

   刑務所に収監されることなのですから。


(中略) P.149 家で死ぬということは、苦しみがなく、

   救急車を呼ぼうとは思わなかったということなので

   その死は「希望死」であり「納得死」です。







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小笠原先生、ひとりで家で死ねますか? ⑧

2014-03-23 08:36:18 | 推薦図書

ついに登頂! 高山病的不快感は未だ少し残っていますが、好天の眺めに癒されます。



P.142 「最期まで自宅で、ひとり気ままに暮らしたい」場合、

かかりつけ医師や看護師、ヘルパーや家族・友人などの誰もが居ないときに
たまたま一人で最期を迎える可能性もあるようです。

こういう時に「ひとりで逝かせたことを後悔して泣くのではなく、

   希望どおりに旅立ててよかったと安堵する死生観、文化が大切。

家族は普段から「同居しないのは親の強い希望で仕方ない」と、周囲に認知させ、

「親の希望をかなえられてよかった。結果として上出来だ」と胸を張ることが重要。




P.147 「死の瞬間に家族が立ち会うべきなのか?」

   「家族が死ぬ時には立ち会いたい・立ち会うべき」と考える人は多い。
 
   その願いを成就させるために

   入院したくない人を無理やり入院させ、

   心電図モニターに管理してもらえば安心だ、

   心臓が止まりそうになったら懸命に救命努力をしてくれるから安心だ、

   という人が、なんと多いことでしょう。


   しかし、そうされる側に自分の身を置き換えて、想像してみてください。

   終末期にいたっていよいよ旅立とうとするその瞬間に、

   家族に「死に水をとらせてあげる」ためだけに、

   心臓マッサージやら人工呼吸やらをされたら迷惑千万では?


   本人の思いはそっちのけで、

   むりやりこの世に留め置かれるようなものです。

   これぞ老人虐待だといったら、言い過ぎでしょうか?


この本は、このような最期を迎えないための指南書です。

是非、ご自分で買って、全ての事例を読んでみてください。




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小笠原先生、ひとりで家で死ねますか? ⑦

2014-03-21 05:56:18 | 推薦図書

奇岩の景色はキナバルのピークではありませんが、おどろおどろしく面白い格好です。



さて、具体的な問題が見えてきたので、私自身も自分の最期をどうするか、
 Ending Noteに記しておくことにしました。

 その時に考慮が必要なのは、

P.70 それまで慢性疾患がなく健康な人が脳梗塞の発作に見舞われた場合、

   発症後3時間 以内なら回復の可能性が高く、

   救急救命・延命治療を受けることが本人の益となりますから

   要請を躊躇してはいけません。


では、発症後何時間なら益があって、それ以降は治療しない方が良いのか??
麻痺が起きて、食欲はあるのに自分で食べられない場合、経管栄養や胃ろうは?

ドイツでは「自分で食べられなくなったら、それで終り。だから、高齢の寝たきり者は居ない」
という記述を読んだことがあります。

でも、私の姑は<脳梗塞の発作後、涙ぐましいリハビリをして、

  言語も歩行も思考活動も、驚異的回復>を遂げました。

なので、一概に「延命治療は止めて!」とか、「救急車を呼ばないで!」とは、

書けないような気がします。


P.72 倒れた本人にとって、(何かあったら救急車で)病院にかつぎこまれることが、

   最善かどうかはわかりません。その後現実を見る限り、

   救急車のなかで移送中に亡くなる人は、まだ幸せと思うことさえあります。


   いちばん不運なのは病院に担ぎこまれたあと、

   人工呼吸器の装着などの延命治療を施されたあげく、

   最期まで苦しみながら亡くなる人ではないでしょうか。


   家族は、最期まで苦しむ姿を目の当たりにしたあげく、

   充分なお別れもかなわなかったということで、

   結局「何かあったらすぐに病院に」とつぶやいた医師を恨み、

   もう二度とあの病院には行かないという結末になりがちです。


この二つのケースは、治療が有効な<急性疾患>と、慢性疾患の差だけなのか、
どう考えたら良いのか、常に医師や看護師と話し合っておくべきなのでしょう。
具体的なことは、P.73以降、色々書かれていますから、是非、自分で読んでみてください。






登山道は、このロープを目安に、ときには摑まって登ります。
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小笠原先生、ひとりで家で死ねますか? ⑥

2014-03-20 22:02:09 | 推薦図書


これからの在宅医療を支えるもの(システム)

P.186 IT(Information Technology=情報技術)は、最近では

   ICT(Information and Communication Technology)となった。


   双方向のコミュニケーションが入っているところがミソ。
   訪問記録を瞬時に関係者の間で共有することが可能。

  参考(推薦)文献
 1.『在宅医療が日本を変える キュアからケアへのパラダイムチェンジ』
    中野一司・著 2012/12 医療法人ナカノ会刊

   2.『スマホ、タブレットが変える新IT医療革命』
    遠矢純一郎・著 2012/9  アスキー出版

全然知らなかったので、私は未だ読んでいませんが、早速注文します。




P.187 ICTの何が良いのか??

   訪問介護、医師の往診などでネックになるのは移動コストだった。

   しかし2011/3からテレビ電話を使った遠隔診療の取り組みが認められ、

   訪問看護師の現場での丁寧なアセスメントと、

   かつコミュニケーションを深めることで、


   医師・看護師・患者・家族の気持ちがつながれば、
   ICTによる遠隔診療が有用性を増し、

   主治医の訪問は月に1回でもうまくいくでしょう。

この本の出版時は、ICTを使った遠隔診療に診療報酬がついていないそうです。







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小笠原先生、ひとりで家で死ねますか? ⑤

2014-03-19 07:22:14 | 推薦図書








P.83 信頼できる かかりつけ医
   訪問看護ステーションを見つけるには?

   1.口コミ(実際に利用した人たちの評判)

   2.地域にある訪問看護Stationに行って、教えてもらう。

   3.日本在宅ホスピス協会の「末期がんの方の在宅ケアデータベース」

P.84 ほかに

   訪問看護師、地域包括支援センター、病院の退院調整室、

   民間の相談援助機関、ボランティア、ケアマネジャーにも相談可能。


私も最近、世田谷区の地域包括支援センターに行ってきました。
私は65歳、夫は66歳ですから、
未だ<お世話になる時期>ではありません。でも、実家の母の
介護中ですし、夫だって、いつ何が起きるかわからない時代です。

なので、<もし何かが起きたら、何処に連絡を??>ということを
知っておきたかったのです。
岐阜の小笠原先生や、萬田先生のような素晴らしいチームがあるのか?
在宅での看取りの実態はどうなのか??

驚いたことに、世田谷区にも在宅支援をする医療機関が結構存在し、
どんな種類のケアを望めるのか?というリストまでできていて、
希望する書類のコピーを色々いただくことができました。

各自治体が高齢者福祉にかける予算的余裕があるか?
実際に在宅看取りに熱心な医師や訪問看護師・ヘルパーさんなどの
数が充分かどうかなど、地域格差は大きいと思います。

で、予算のせいで色々諦めるのではなく、
<よその自治体で出来ることを我が町では何故できないのか?>
などと追求することが可能だし、要求を出していきたいと思います。
自分が貢献できることを模索し、ボランティア活動も良いですね。

「自力整体」や健康体操で「介護予防」のPhysicalな活動をすると同時に

日野原先生がいつも言われる、「人の役に立つ自分」の模索も必要です。

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