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白血球染色体DNA変化 脳卒中・認知症と関連

2015年06月10日 | 医療

脳単中や認知症になるリスクの高い人は、白血球の染色体DNAの一部に変化が表れることが、広島大グループの研究で分かった。

血液検査で判明するため、病気のリスクを知る指標になる可能性がある。

英医学誌ランセットなどが共同発行する医学誌の今月号に掲載された。

田原教授(細胞分子生物学)と祢津特任助教(脳神経内科)たちが、広島大病院の患者102人の協力を得て研究。

変化するのは、白血球の染色体DNAのうち末端部のテロメアGテールで、動脈硬化や心臓病につながる「血管内皮機能障害」が進行した人ほどGテールが短かった。

認知症や脳卒中を招く「大脳白質病変」でもGテールの短縮と相関関係がみられた。

Gテールが短くなると細胞の老化が進むことは知られていた。

田原教授は「白血球は全身の免疫と関係があるため、白血球のGテールで脳や血管などの異常も察知できるのではないか」と推測。

「Gテールの検査でリスクが分かれば、食生活改善などで適切に予防できる」と話す。

Gテールの長さを簡便に測る手法は、田原教授が2005年に初めて開発。

ベンチャー企業が全国の医療機関と提携し、健診に活用している。

費用は4万円程度かかる。

がん研究所の清宮分子生物治療研究部長は「肉体的負担の少ない血液検査でリスクが評価できる可能性があり、インパクトがある。 研究が進めば、疾患別の発症リスクが分かるようになる可能性もある」と話している。


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