このカフェを見つけたのは、ある団体に資料を買いに行った帰りである。
会社から徒歩20分。往復40分は昼休みには行けない。
駅からやや歩く、この界隈は店が少なく、突如として現れる木をはめ込んだカフェはかなり周囲からも目立つ存在だ。
ボクははじめ店頭の看板にある「アサイーボウル」に目が止まった。
「へぇ、アサイーボウルか」。
ハワイのカフェでよく見かけるアサイーボウルだが、都内ではあまり見かけない。
アサイーという紫がかった果物をスムージーにして、シリアルやら他の南国果物を加えた美容に良さそうなデザートである。
珍しいので、店に入ってみることにした。
小さな店。カウンターと奥のテーブルが4脚。10人も入ればいっぱいになってしまうだろう。
若い女性が切り盛りする。
アサイーボウルをいただくつもりで入ったが、どうやらカレーがあるらしい。
実はこの店、2回利用したが、その2回ともカレーをいただいた。
やけにカレーがおいしいのである。
五穀米のようなお米に野菜たっぷりのカレーソース。これもボウルの器に盛られている。
食べてみると、しっかりスパイスも使われていた。
カレーのおいしいカフェにボクはあこがれる。
毎日、愛情いっぱいに仕込まれているような気がするからだ。
カレーにコーヒーをつけた。
この組み合わせは実は簡単なようで難しい。ランチのオフィスワーカーはカレーの匂いを消すためのコーヒーには、やや苦味?強いコーヒーが必要だと考えている。午後からの仕事に備え、眠気を抑えるためにも、やはりコーヒーは重要だ。
この店のコーヒーは見事に苦味のある、やや深煎りのコーヒーを出してくれた。
しかも、可愛いコーヒーカップで。
店内はそれほど個性を主張している訳ではない。
むしろ、シンプルであることを主張しているように見受けられる。
ただ残念なのは、店内の間取りである。
狭いからなのか、どうも落ち着けないのだ。客席よりも厨房の方が一段高く、店員さんの目線の方が常に上にあるのも、気になる。
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