居酒屋さすらい 0550 - 100円メニューが嬉しい、おっちゃん料理 - 「おっちゃんの台所」（福山市伏見町）

広島県府中市には居酒屋の影も見えなかった。基本的には出張の現場で酒を飲みたいというのが本音なんだけれど。
この府中の駅前にも何もなかった。

そこで、福山まで出て酒場を見つけることにした。
福山では酒場がすぐに見つかった。
さすがに立ち飲みはなかったけれど。

「おっちゃんの台所」。
うなぎの寝床のようなお店。
一直線にカウンターがずらりと並ぶ。

どの人がおっちゃんなのだろうか。
厨房には男性が２人ほどいて、それぞれ仕事をしている。

まずは、生ビール。
ビールはプレミアムモルツ（450円）。
そして、つまみは「タコ天」。

いい感じだ。
この雰囲気。仕事が終わって、ホッと一息つく時間。
知らない場所でビールを飲む。
なんという幸せな時間だろう。

この店の特徴は「100円メニュー」。

もろきゅう、冷奴、枝豆、キムチ、もずく、トマトサラダ、大根サラダ、たこわさなどなど。
すぐに出てくるものばかりで、これがなかなか重宝する。

福山の人は何を飲んでいるのか。
おっちゃんと思しき人に尋ねてみると、「もっぱら焼酎だね」と返ってきた。
そう、同店には焼酎がズラリ。

おっちゃんはあっさりとした人。
さすがに「おっちゃんの台所」を標榜するだけに、とても料理がお好きとみえる。

もう一杯ビールをおかわり。
〆は手延べ半田めん。
腰がハンパじゃない、冷やしうどんである。
このうどんが本当によかった！

東京の居酒屋にはない、和やかな雰囲気とメニュー。
地方の居酒屋にある微妙な空気感を大切にしたい。