南与野駅の周囲に飲食店はほとんどなかった。
発見できたのは、日本で唯一というウイグル料理屋「ムラト」か高架下の居酒屋「炭八」のいずれかである。だが、「ムラト」はまだ開店しておらず、必然的に後者しか選択の余地がないという状況だった。
正直言って「炭八」に多くの期待を寄せてはいなかった。いい店とは競争の中で切磋琢磨されるものであるからだ。駅の周囲にお店がほとんどない場所で営業する店に競争力があるとは思えず、「炭八」には申し訳ないが、「ここでいいや」という妥協の末に入店したというのが本音だ。
だが、この「炭八」は当たりだった。
「もつ煮込み」(380円)の丁寧な仕事ぶり、ホッピー(セット=480円)は2冷ながら、ナカはしっかりキンミヤであること。「月見つくね」(280円)に地鶏の黄卵がついており、それはそれは極上の味だったことなどである。
まず「もつ煮込み」だが、白味噌ベースのややこってりとしたスープが味わい深い。味は上品だが、創作居酒屋系でよく見られる、ぶった味ではない。「山利喜」のような極め系を感じさせるスープである。だが、味の素人にはそれがなんだか分からない。ただただ凄い「もつ煮込み」に出会ったことに心が震えている。
09年の煮込みオブザイイヤーを獲得した「大門」のように、まさにそれは発掘したという印象である。
わたしは、ビール(キリン)を飲まずにいきなりホッピーを注文した。この1杯目にホッピーをもってきたことがとにかく勝因だった。なにしろ、キンミヤのナカとジョッキの冷え具合がまさに喉の渇きを充分すぎるほど癒してくれたからである。
爽やか!
やはり、ホッピーのナカはキンミヤ以外にはありえないことを再認識した。
次に「月見つくね」の素晴らしい仕事ぶりである。
プルプルの「地鶏黄卵」がついており、これをつけて食べる棒つくねがまた最高だった。同店の店頭には緑の提灯。これは国産食材を50パーセント以上使用している店の証である。それだけ食材に配慮していることがうかがえる。
さて、同店には、魅力的なメニューがラインナップされていた。「ハラテキ」(680円)とはハラミのステーキ、「レバテキ」(1000円)はレバーのステーキである。一体どんなものが出てくるか、興味はかきたてられる。
串焼きも充実である。「ノドモト」「テッポー」「サガリ」(各150円)といったなかなかお目にかかれない部位も用意されている。1本150円は決して安いとはいえないが、これもまたお店のこだわりが見える。
今回は、時間の関係で串焼きを頼むことができなかった。帰り際にマスターにそれを詫びて帰ったのだが、次回は是非串焼きをふんだんに注文してみたいと思う。
串焼きこそ、この店を象徴するものであるような気がする。
南与野駅に(というと大変失礼だが)素晴らしい居酒屋を発見した!新鮮な驚きである。
発見できたのは、日本で唯一というウイグル料理屋「ムラト」か高架下の居酒屋「炭八」のいずれかである。だが、「ムラト」はまだ開店しておらず、必然的に後者しか選択の余地がないという状況だった。
正直言って「炭八」に多くの期待を寄せてはいなかった。いい店とは競争の中で切磋琢磨されるものであるからだ。駅の周囲にお店がほとんどない場所で営業する店に競争力があるとは思えず、「炭八」には申し訳ないが、「ここでいいや」という妥協の末に入店したというのが本音だ。
だが、この「炭八」は当たりだった。
「もつ煮込み」(380円)の丁寧な仕事ぶり、ホッピー(セット=480円)は2冷ながら、ナカはしっかりキンミヤであること。「月見つくね」(280円)に地鶏の黄卵がついており、それはそれは極上の味だったことなどである。
まず「もつ煮込み」だが、白味噌ベースのややこってりとしたスープが味わい深い。味は上品だが、創作居酒屋系でよく見られる、ぶった味ではない。「山利喜」のような極め系を感じさせるスープである。だが、味の素人にはそれがなんだか分からない。ただただ凄い「もつ煮込み」に出会ったことに心が震えている。
09年の煮込みオブザイイヤーを獲得した「大門」のように、まさにそれは発掘したという印象である。
わたしは、ビール(キリン)を飲まずにいきなりホッピーを注文した。この1杯目にホッピーをもってきたことがとにかく勝因だった。なにしろ、キンミヤのナカとジョッキの冷え具合がまさに喉の渇きを充分すぎるほど癒してくれたからである。
爽やか!
やはり、ホッピーのナカはキンミヤ以外にはありえないことを再認識した。
次に「月見つくね」の素晴らしい仕事ぶりである。
プルプルの「地鶏黄卵」がついており、これをつけて食べる棒つくねがまた最高だった。同店の店頭には緑の提灯。これは国産食材を50パーセント以上使用している店の証である。それだけ食材に配慮していることがうかがえる。
さて、同店には、魅力的なメニューがラインナップされていた。「ハラテキ」(680円)とはハラミのステーキ、「レバテキ」(1000円)はレバーのステーキである。一体どんなものが出てくるか、興味はかきたてられる。
串焼きも充実である。「ノドモト」「テッポー」「サガリ」(各150円)といったなかなかお目にかかれない部位も用意されている。1本150円は決して安いとはいえないが、これもまたお店のこだわりが見える。
今回は、時間の関係で串焼きを頼むことができなかった。帰り際にマスターにそれを詫びて帰ったのだが、次回は是非串焼きをふんだんに注文してみたいと思う。
串焼きこそ、この店を象徴するものであるような気がする。
南与野駅に(というと大変失礼だが)素晴らしい居酒屋を発見した!新鮮な驚きである。
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