蕎麦屋さすらい 104 - 盛りが悪い - 「そばいち 新宿店」（新宿区新宿）の「もりそば」

カオスな新宿駅にあり、わりかし整然としている新宿駅南口。バスタが出来て、いよいよ南口は使い勝手のいいスポットになった。この広いコンコースにはショップも多く、駅弁屋さん、土産物屋もあり、さすが中央線の始発駅だなと旅情気分を味わえる。南口の好きなところは、もう一つ。立ち蕎麦屋があること。JRE蕎麦ではあまりお目にかかれない「そばいち」。そのレア度がいい。「いろり庵」はあちこちにあるが、「そばいち」は「蕎麦屋さすらひ」で神田と海浜幕張しか行けてない。

この「そばいち」。「いろり庵」より、やや高級路線だ。和テイストの店の装飾が凝っている。だから提供される蕎麦も、それに応じて高級感を醸す。だが、今回オーダーした「もりそば」は、その盛りがややお粗末だった。

自分がよく行く、「名代 富士そば」の秋葉原店は「もり」の盛りが素晴らしい。そこまでのクオリティを求めたいが、それに遠く及ばない、この適当ぶり。いや、盛りも料理をおいしく見せる一つの要素なのにね。

つゆは甘め。「いろり庵」に似ている。確信は出来ないが、もしやつゆは同じか。そばの硬さは申し分ないだけに、盛りの適当さだけが悔やまれる。