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居酒屋さすらひ 2153 - 濃ゆいお出汁がたまらない傑作おでん - 「肴屋 多助」(港区新橋)

2024-11-24 21:45:19 | 居酒屋さすらい ◆東京都内

展示会のお疲れ様会、まぁ打ち上げみたいなものをDA社が主催してくれた。自分の他、HムのM前さんが招待された。場所は新橋の「多助」というお店。JR新橋駅から、ちょっと歩いたところで、あまり自分が行かないエリア。道に迷い、店が見つからず、 Kわさんに電話をして迎えにきてもらった。

古いビルの2階にあるお店。ちょっと目立たない。

白い暖簾の向こうは左側がカウンター、右側は小上がりになって3卓。いかにも取引先を連れてくるお店っぽい。でも、そんなに堅苦しくなくて、どちらかといえば、まだカジュアルだ。小上がりが結構広くて、通路側の御簾を下ろせば個室っぽくもなる。なかなか考えられた、いいセンスをしている酒場である。

奥の席に通されて、ちと居心地悪いけど、まずは生ビールで乾杯。 Kわさんとは展示会が終わった日、中華で飲んだが、M前さんとは初めて飲む。実は、独立した直後、M前さんに、「飲みに行きましょうか」と誘ったら、「飲みには行きません!」と断固とした口調で言われたことがあった。てっきり、お酒飲まないんだなと思っていた。でも、どうやら飲むのは好きらしい。江戸川橋にある角打ち、「磯貝酒店」に夜な夜な同僚と行っているとのこと。

 「多助」はおでんのお店らしく、 Kわさんが、一通りみつくろった盛り合わせをオーダーした。

大抵、洒落たお店では出汁をきかせた、透き通ったお出汁の京風おでんが出てくるが、さにあらず。濃い色のお出汁の、いわゆる関東煮が出てきた。自分は、濃口醤油の方が落ち着く。

大根をいただいたが、いい具合に味が沁みておいしい。

途中でお店のマスターがテーブルに来て挨拶をした。自分より若い。しかもイケメンのマスター。

センスのいいお店だと思うが、立地がよくないのか、席は満席ではない。ただ、自分は混んでる店は嫌い。適度に空いている方がリラックスできる。

さて、おでんとくれば日本酒が欲しくなる。

 Kわさんが「日本酒どうですか」と勧めてくれて、メニュー表をみると、なかなか渋いラインナップで、ほとんどのお酒を知らなかった。その中から、最も有名な「田酒」をもらった。

日本酒とくれば、魚である。

「お造りを適当に持ってきて」 Kわさん。

そして出てきたお造りは5点盛り。真鯛にハマチ、そして赤身だ。これがまたとろけるようにうまい。

普段、安酒ばかり飲んできたせいで、このような接待に使える酒場をほとんど知らない。これから先、接待の機会は増えていくはず。「多助」はそんなお店にぴったりだと思う。

ここはしっかりチェックとマーキングをしておきたい。

そしてまたゴチになってしまった。

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